光文社新書<br> 人格障害かもしれない―どうして普通にできないんだろう

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光文社新書
人格障害かもしれない―どうして普通にできないんだろう

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031947
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0211

内容説明

人格障害と診断が可能な人たちのなかには、特異な才能を持った人が一部に存在します。彼らの多くは生活が破綻し、アルコールや薬物に手を出したり、自殺を何度も試みたり、実際に自殺してしまったり、友人関係や異性関係がいつも不安定だったりします。その一方で彼らは非常に精力的に創作活動を行い、創造的な仕事をしています。これらの代表的な人物として、本書では尾崎豊、太宰治、三島由紀夫を取り上げています。

目次

第1章 まず「人格」とは何かを考えてみる
第2章 人格障害(境界性人格障害)の人
第3章 精神科医療と人格障害について
第4章 人格障害の一〇のタイプ
第5章 人格障害の治療の現場から
第6章 人格障害と現代社会の関係
第7章 人格障害の影の部分
第8章 人格障害の光の部分

著者等紹介

磯部潮[イソベウシオ]
1960年三重県生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。医学博士。臨床心理士。厚生連尾西病院、大同病院、名古屋市精神保健指導センター、厚生連海南病院を経て、現在、いそべクリニック院長、東京福祉大学教授、日本医療福祉専門学校専任講師、愛知県教職員組合メンタルヘルス顧問医。専門は、身体表現性障害、ひきこもりや不登校などの思春期・青年期の精神病理、境界性人格障害の精神病理など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TakaUP48

48
人格障害は、精神病ではない。人格障害には4つのパターン。A群:(妄想性、分裂病質)治療可能、B群:(境界性、自己愛性、演技性)治療は長期に渡り非常に困難、C群:(回避性)「社会的ひきこもり」の治療に準じ、治療は長期に渡るが不可能ではない、解離性同一性障害:治療は長期に渡る。B群の境界性人格障害での「見捨てられ抑うつ」は、時に医師をも巻き組み重症化?症状の具体例として、影の部分では、麻原彰晃、酒鬼薔薇聖斗、宮崎勤など。光の部分では尾崎豊、太宰治、三島由紀夫が登場し、興味深く読んだ。深く難しいテーマだった。2021/10/16

ほうき星

10
知りたかった内容ではありませんでした、ヒントはありましたが、専門的な内容で、後半斜め読み。2015/06/24

りゅう

5
人格障害の光と影。破滅的で眩しい魅力を放つ人たちの、自分の身の内で暴れる巨大なエネルギーに翻弄される人生について想像する。2014/02/26

TOMTOM

5
最初の事例がとにかく著者は治療途中で離れてしまったのオンパレードで、その時点でかなり意欲減退。かなりの流し読みでした。2009/07/03

たいこ

4
なんか満たされないという不全感を常に持っていて、親しい人との関係性が常に不安定(安定している時は他の関係が不安定)。やっぱり人格障害の人は激しい。生来持っている性格に環境。年行くと性格が丸くなるように、人格も丸くなるというのに驚いた。2023/06/30

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