光文社新書<br> コーチ論

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光文社新書
コーチ論

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031756
  • NDC分類 780.7
  • Cコード C0275

内容説明

無能な指導者、間違ったトレーニング理論によって、どれほどの煌めく才能がつぶされ、スポーツ界から去っていったことか。「ウサギ跳び」「丸刈り」「水分補給の禁止」「ダラダラ長時間続く練習」「シゴキ」「三年天皇、一年奴隷」「自分の成功体験の押しつけ」「恣意的な選手起用」「ただヒステリックにわめきちらすコーチ」「不勉強」「思いこみ」―日本のスポーツを語る言葉は、あまりに貧しく、絶望的である。いや、見方を変えれば、これはスポーツ界だけでなく、日本の一般社会にも共通することかもしれない。本書は、現在のスポーツ界に風穴を開けようと日々奮闘する監督やコーチ、トレーナーへ取材を重ね、その最先端の理論を紹介するものである。

目次

第1章 “頑張らない”ことが潜在能力を引き出す
第2章 間違いだらけのコーチング
第3章 日本人が捨てた究極の“走り方”
第4章 メンタルトレーニングの真贋
第5章 誰も教えてくれないバッティング常識の嘘
第6章 やる気を引き出すコーチング

著者等紹介

織田淳太郎[オダジュンタロウ]
本名・石塚紀久雄。1957年北海道生まれ。スポーツライターとしてノンフィクション、小説の両分野で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

4
甲野善紀さんの古武術の動き、小山田良治さんの二軸理論、手塚一志さんのダブルスピン・うねり打法、小山裕史さんの初動負荷理論などなど、頑張らない体の使い方を提唱するいろいろな考え方を紹介してくれていますが、やや一貫性を欠いている印象を受けます。前述の理論は共通する部分も多いので別に矛盾するわけではありませんが、練習漬けの根性論を否定していながら、真夏にストーブを焚きつつウインドブレーカーを着用して6時間の練習を課す指導を賞賛していたり…冒頭のエディ・タウンゼント氏のエピソードが面白かっただけに残念。2013/06/20

taka

3
「目的意識もなく、がむしゃらにやるだけの練習ならやめろ。...スポーツは科学であって、根性ではない」根性が不要かといえばそうではないが、まず最初に考えるべきではない。いかに効率的に行えるかが大事。色々理論を書いているが、やはり状況や個人にあったコーチ論を見つけるべきだと思う。2017/09/05

hinako

3
破格値購入。「捕手論」が面白かったので読み始めたけど、野球にしか興味がなかったので他の話がちゃんと分からず(バスケとか)・・・でも今までの日本のスポーツ指導がいかに精神論(根性)に頼っていて、それが間違っているかがよくわかって興味深かった。コーチングって、今は社員育成とかでも使われますよね。自分に部下がいた時も思ったけど、教えるのってすごく難しいから、なんだか身につまされた。しかしこれを読むだけで長嶋さんの非凡さが分かるなあ・・・。2014/11/03

ゆき

3
図書館本。いろんなコーチがいるもんだなーと眺めつつ。教わる側の意識も大事だろうなと。2014/03/22

Junko M

1
古武術の考え方が、いかに人間の自然な動きにあっていて、現代の体育がどれほど無理があるのかを、わかりやすく書いてあって参考になりました。体育会系部活にありがちな根性論では強くなれないこと。いろいろと論理的に書いてあります。なんども読んでます。2014/05/01

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