カッパ・ビジネス<br> 大国・日本の逆襲―アメリカの悪あがきにトドメを刺せ

カッパ・ビジネス
大国・日本の逆襲―アメリカの悪あがきにトドメを刺せ

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  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784334012205
  • NDC分類 319.105

内容説明

何人の予想にも反して、10年ぶりに再び「高度成長」が戻ってきた。物価は安定し、絶好調宣言を出すほどの日本経済。だからこのうえもなく恐ろしい。日本は逆境には強いが、とてつもなく順境に弱い。大国・日本の逆襲は、アメリカ帝国に対する逆襲であるだけでなく、一見、幸せすぎる運命への逆襲でもなければならない。さもなくんば、日本は再び、転落の歴史を辿ることになるであろう。

目次

アメリカは不自由貿易主義
アメリカの“死に至る病”、貿易外収支赤字
アメリカを黙らせる日本の超成長戦略
アメリカの農業属国を拒否せよ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

14
フーコーは凄い。エピステーメーの支配とはこのことだ。小室のような鬼才にすら、同時代にバブルは見破れなかった。それは日本経済絶好調の印であり新たな高度成長、成長率30%の始まりだった。そう見るために同時代経済史を叙述しながらブラックマンデーには一切触れなかった。アイアコッカの歴史上に現れた自由貿易についてのコメントは、『復活』では4度となってたのが3度に、さらにアメリカは第二次大戦後だったのが全盛期になっている。論述上戦前も加えぬと都合が悪かったのだ。見たくないものを隠したのみならず、ないものを作り出した。2019/03/31

MIRACLE

0
日米の一人当たりGNPが逆転した1988年に、今後の対米政策を経済面から検討した本。現在から見ると、荒唐無稽な話が目立つ。しかし、以下の指摘は、傾聴に値する。それは、日本では円高をめぐる欺瞞がはびこっているということだ。円高による利得が、国民ぜんたいに公平に分配されれば、すばらしい成果を得ることができる。つまり、円高は輸入品の価格下落をもたらし、生活水準は何割も上がるはずなのだ。ところが、現実にはそうなっていない。つまり、円高が問題なのではなく、円高の利得を搾取する流通機構が問題なのだ(247頁)。2016/08/19

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