内容説明
命も落としかねない過酷な環境。冬季3ヶ月は雪に埋もれ下界から遮断される。そんな安泰寺では今日も坐禅修行と自給自足の厳しい作務が行なわれている。
目次
1 安泰寺禅僧対談(命すら落としかねない安泰寺;無茶をした青春時代 ほか)
2 坐禅と瞑想(内山老師の「天地一杯のいのち」;三法印から大乗へ ほか)
3 「今、ここ」を生きるとは(人は一秒に七十五回生まれ変わる;自ずからでは発きない菩提心 ほか)
4 「自ら」するのか「自ずから」成るのか(曰く言い難し;「自ら」と「自ずから」 ほか)
著者等紹介
藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、紫竹林安泰寺にて曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州西部にあるパイオニア・ヴァレー禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行なう。2005年に帰国。神奈川県三浦郡葉山町にて独自の実験的坐禅会を主宰。2010年よりサンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長として日本と海外を往還している
ネルケ無方[ネルケムホウ]
1968年、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7歳で母と死別して、人生に悩む。16歳で坐禅と出合い、禅僧になる夢を抱く。1990年、京都大学の留学生として来日。その秋から初めて曹洞宗・安泰寺に上山し、半年間の禅修行に参加する。大学のドクターコースを中退、1993年に安泰寺で出家得度。8年間の雲水生活を経て嗣法。2001年から大阪城公園で「ホームレス雲水」として毎朝の坐禅会を開く。2002年に師匠の訃報に接し、安泰寺第9世の堂頭(住職)となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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