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何があっても生きる―孤立・貧困・自死の連鎖を断つ

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784333026104
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

生死の闇に対峙する男達が見た、被災地・差別・暴力・孤立死のリアルな“現場”。繰り返される悲しみ―これは日本の縮図だ。

目次

白熱対談 玄秀盛×中下大樹
第1章 被災地こそ日本の縮図―日本人よ、命の重さを知れ(現場に行けば「ここで人が死んだ」とわかる;福島の現在―県民同士の対立 ほか)
第2章 ボランティアは誰のため―今こそ問われる、人助けの作法(暴力・いじめの現場で立ち止まれ;わからなくても「わかりたい」から始める ほか)
第3章 玄秀盛からの伝言―ほんまの“生き方”教えたる(歌舞伎町から「世間」をながめる;本物の「人助け」を学べ)
第4章 中下大樹からの伝言―生きていて良かったと思える日まで(「死」を考えることで明らかになる「生」;孤立の先に待っているもの―一人と独り ほか)

著者等紹介

玄秀盛[ゲンヒデモリ]
1956年生まれ。2000年白血病ウイルスへの感染が判明。自らの「死」を意識する中で、残りの人生を“人助け”に捧げる決意を固める。以降、新宿歌舞伎町を中心に、DV(ドメスティック・バイオレンス)、金銭トラブル、家庭内暴力、ストーカー等々、二万件以上の相談を受ける。現在、公益社団法人「日本駆け込み寺」代表。東日本大震災後の2012年、宮城県に仙台支部(国分町駆け込み寺)を設立。被災地の諸問題に現場主義で取り組む。講演等を通じて全国にボランティア・ネットワークを構築中

中下大樹[ナカシタダイキ]
1975年生まれ。大学院でターミナルケアを学んだ後、真宗大谷派僧侶として出家得度。仏教系ホスピス(緩和ケア病棟)で末期がん患者数百名の看取りに従事する。退職後、東京に戻り超宗派寺院ネットワーク「寺ネット・サンガ」設立。代表に就任し、生活困窮者の葬送支援、孤立死防止のための巡回訪問、自死念慮者の相談など、人びとの命に寄り添う活動を展開している。市民と僧侶がフラットに語り合い、仏教や葬儀の情報をシェアする「坊コン」など、相互理解の場づくりにも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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在我壷中

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現状の我が国『未熟なる民主主義』を、NPO,ボランティアを。『B層』の実情を観る、見せてくれるのか。将に、現状在る我が国のマスメディアの『偽善』『欺瞞』そして『傲慢』をと。その遠因には現官僚制度『官僚の官僚による省利省益の行政』かと。『神』無き『宗教』無き護るものすら持たず解らず私利私欲省利省益と。国全体へ蔓延、蔓延る経済拝金至上主義。拡がる格差社会への警鐘でも在るのか。『無宗教』憚らぬ日本社会、『人』を『生きる』を説けず、葬式仏教の責任は大!かと。戦後民主主義、進歩的文化人を標榜するメディア人?有識者?2013/09/11

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