目次
第1章 坐禅を科学する(坐禅と脳波;「大愚」と覚醒 ほか)
第2章 解脱と脳生理学(充実した心に映る月;意味はわからないほうがいい ほか)
第3章 現代とセロトニン(非思量―からだで直にわかること;自殺者を思いとどまらせるほほえみ ほか)
第4章 からだと心(女性に魅力を感じるのは性欲か;セロトニンは性欲を抑制できるか ほか)
第5章 現代文明のゆくえ(「足し算」と物質文明;引き返せない現代文明 ほか)
著者等紹介
板橋興宗[イタバシコウシュウ]
1927年生まれ。東北大学文学部宗教学科卒業。武生市の瑞洞院、金沢市の大乗寺などの住職を歴任。のちに大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。現在、越前市の御誕生寺住職
有田秀穂[アリタヒデホ]
1948年生まれ。東京大学医学部卒業。東海大学医学部内科で臨床、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事。その間、ニューヨーク州立大学に留学。現在、東邦大学医学部統合生理学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメミヤミク
2
足りたくてこの本を読んだ時点で、すでに足らない。足ろうとすればするほど足らない。--坐禅は何がいいのか、そのとき脳内でどんなことが起こっているのかを科学的に教えてくれる禅僧と脳生理学者の対談。本書では大きくは触れられない事だけれど、だから坐禅を始める、では禅とは反対のマインドフルネスへまっしぐら。救われる事が目的なのがマインドフルネス、救う事が目的なのが禅。なのに足るを渇望してしまう。2009/12/05
じゃんけん
2
歩くこと、体を動かすことで坐禅と同じような効果があるとは驚きでした。 今ここにいることで足りている・・・満足の理解ではなく、慰問がなくなること・・・ 難しい2014/07/12
Hiroyuki Nakajima
1
曹洞宗元管長板橋興宗禅師と、脳生理学者でミスターセロトニン、有田秀穂先生の禅の最強タッグ対談本です お二人のお話見事に良くかみ合っていて読んでいて気持ち良いです、曹洞宗の元管長のお墨付き頂いて、禅とセロトニンの因果関係は確たるものとして証明されたように感じます 板橋禅師はめをつぶるとすぐに自然と一体となってしまうそうです いつかそんな境地に至りたい2010/04/01
シンプル
0
座禅や歩くことでセロトニン神経が活性化されるとはちょっと驚きでした。2010/02/21