広済堂文庫
精神科医がうつ病になった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331654279
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

死の誘惑に必死に耐え、「うつの暗闇の世界」を抜け出した精神科医のうつ病体験記。

目次

はじめに―「うつ病」という病について
第1章 根底
第2章 きざし
第3章 発病
第4章 闘病生活
第5章 復職
終章 二人への手紙

著者等紹介

泉基樹[イズミモトキ]
1969年生まれ。現役精神科医。96年にS大学医学部を卒業後、J大学付属病院精神科にて2年間の初期研修。98年よりM病院精神科にて1年2ヶ月間、研修。同年秋頃からうつ病になり、抗うつ薬を服薬しはじめる。99年6月、J大学付属病院精神科に戻り、研修を続ける。同年11月より、うつ病の症状悪化のため、3ヶ月間病休。2000年2月より復職。その後芸術療法を勉強するため、I病院に常勤医として勤務。現在はF病院に常勤医として勤務中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばく

1
うつ病についての知識があり,職業柄か自分の状況について客観的に見ようと努力している著者の体験談だから,大変参考になった。自分は体験がないから偉そうなことも言えないし,人それぞれ状況は違うとは思うが,うつ病になったらどのように感じるのか知りたい人が,一つのケースとして読むには,良い本だと思う。2009/10/29

坊っちゃん

0
★★2017/07/23

ころまる

0
最近ではうつ病はほとんどの人が知っている病ですが、具体的にはどのような症状なのか分かっているかといえば・・。この本を読んでみて、分かってなかったなと思いました。意志とは反対に「死」へ向かってしまう恐ろしさ、自分ではもう止められない自身の考え方と行動が、リアルに伝わってきました。ところどころ誤字があるのが気になりましたが・・。2011/09/18

アンパン

0
友人の死を経験したことで、精神科医としての駆け出しの時期にすごく生真面目すぎる状態だったのかなと思った。そのこと自体は良い悪いと判断することではなく、この人の強みを活かしていく方向を探るのが良いのだろう。関係のあった女性が良い人でよかった。また女性との終わり方も、なかなかドラマっぽいというか、キザというか、そんなふうに思った。現在はどのようなことを思いながら精神科医をしているのか、それが気になった。現在のご自身の状況についての本が書かれたら嬉しいし読みたい。2020/01/20

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