内容説明
島原の乱で家族を失ったお光は、流浪の旅を続けていた。鐙谷の宿で紋二親分の懐を掏ろうとしたところ、奇妙な鉄扇を操る美少女・お鏡によって取り押さえられてしまう。子分どもに色責めされたお光は、紋二の毒牙から逃れてきたお鏡と一緒に逃げ出すことになるが…。お鏡は生まれ故郷を独眼の侍一党によって滅ぼされ、生き別れた二人の従姉妹を探しているという。肌が火照ると、お鏡の背中には不思議な紋様の刺青が浮かび上がるが、その秘密とは。
著者等紹介
風間九郎[カザマクロウ]
1961年、東京生まれ。『櫟千乃介シリーズ』などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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