内容説明
第十代将軍徳川家治直々の命を受け、御庭番として内密に江戸城蓮池濠の探索に当たっていた梶尾源太郎が病に倒れた。そして、療養中のその源太郎が、ある日突然姿を消した。江戸城を守る濠の秘密を知ったがために、倒幕を企む一派の手に落ちたものと思われた。平九郎は兄の行方を追って、幕府に公然と牙をむく私塾「山県塾」の懐深く入り込んでいくが…。気鋭が満を持しておくる書下ろし長篇時代小説の快作。
著者等紹介
北川哲史[キタガワテツシ]
兵庫県姫路市生まれ。鉄鋼業界の企業に勤めるかたわら、「太陽にほえろ!」「長七郎江戸日記」「三匹が斬る!」「江戸を斬る」「八百八町夢日記」「遠山の金さん」「ニュー・ジャングル」「ザ・刑事」「平家物語」「名探偵コナン」などのシナリオを執筆。『白桜の剣―御庭番平九郎』で時代小説家としてデビュー
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