内容説明
地元の淡海会、神戸に本拠を置く日本一の暴力団・野崎組、広域組織・京浜会が三つ巴で縄張りを争う関西の一大歓楽街、雌琴温泉。突如現れた命知らずの男三人―筋骨隆々で荒削りな顔立ちの津場、クールでハンサムな本城、陽気ないいヤツ岩下。いずれも銃とクルマの扱い、殺しのテクニックは超一流、凄腕のワイルド・ウルフだ。彼らは胸に野望をたぎらせ、巨額の利権を牛耳る裏世界のボスどもに猛然と挑みかかり、激烈な死闘を繰り広げる。
著者等紹介
大薮春彦[オオヤブハルヒコ]
1935年、ソウル生まれ。早稲田大学中退。「野獣死すべし」でデビューし、日本におけるハードボイルドの先駆者となる
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