廣済堂新書 エコと健康の情報は間違いがいっぱい！

武田 邦彦【著】

廣済堂出版（2016/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 220p／高さ 18cm
• 商品コード 9784331520680
• NDC分類 519
• Cコード C0295

出版社内容情報

データのトリックを的確に分析する著者が行政やマスコミから発信される情報のごまかしをチェック、正しく知る方法を指南する一冊。

内容説明

メディアから流されてくる「環境問題」や「健康知識」には、意外なほどに間違った情報が多い。本書は、工学博士として環境問題に長く取り組む著者が、データのトリックを分析し、環境問題や健康・医療に関して、行政やマスコミから発信されてくる情報のごまかしを検証していく。地球環境や自分自身の健康を守るために、いいかげんな情報に振り回されない智恵が必要と説く。

目次

第１章　「環境問題」のごまかしをチェック！（近い将来、東南海地震がやってくる？；リサイクルは自然にやさしいか？；ゴミの分別をしないと焼却施設が劣化する？；地球の温暖化が進み、シロクマが絶滅の危機か？；石油は近々枯渇するから原発は必要？；自然エネルギーの落とし穴）
第２章　「健康常識」のウソをチェック！（高血圧は危険だから血圧は下げなくてはならない？；コレステロール値は高いと危ない？；タバコを吸うと肺ガンになる？；新鮮な生野菜は健康と美容によい？；メタボは成人病を招き早死にする？；動物性脂肪より植物油が体によい？）

著者等紹介

武田邦彦［タケダクニヒコ］
中部大学総合工学研究所教授（副所長）。内閣府原子力委員会専門委員。同安全委員会専門委員。文部科学省科学技術審議会専門委員。昭和１８年（１９４３）６月３日、東京都生まれ。昭和４１年（１９６６）東京大学教養学部基礎科学科卒業。同年（１９６６）旭化成工業（株）に入社。昭和６１年（１９８６）同社ウラン濃縮研究所長、平成１４年（２００２）より名古屋大学教授工学博士、専攻は資源材料工学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[キリン]

いったい何を信じたらよいのか？政府やテレビで言われれば、それは間違いないと思うのが普通。でも、こうして真っ向から反論する人も必要だね。

2018/03/01

[アセロラ]

プラスチックゴミ問題の本をいくつか読んでる中で、こちらの本を手に取りました。都合のよい部分だけを切り取って報道されている、ひとつの情報に振り回されず、情報が正しいか見抜く目を養うことが大切、とまとめています。それはよく報道される色々なニュースなどもそうだし、この本の内容もまさにそうだと思いました。

2020/03/12

[手ぬぐいゲッター]

この本に書かれていることは科学的に間違っていないような気がする。　自分でよく考えることを習慣づけようと思う。

2017/10/23

[Daimon]

これを読んで「なるほど、科学者の言うことは間違っているのか。正しいことがわかった。」と思ったら、それこそが誤りだということがよくわかった。本書は論理的な整合性の誤りに鋭敏になる訓練をするための本なんですか…？原発の耐震基準のあたりしか信頼できる記述がなかった。せめて引用データや文献は示してほしいものだが…

2021/06/14