廣済堂新書
奇跡の脳の物語―キング・オブ・サヴァンと驚異の復活脳

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784331515280
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0295

内容説明

発達障害や精神障害を抱えつつも、芸術や数学などに天才的能力を発揮するサヴァン症候群。事故や病で脳に絶望的なダメージを受けながら、懸命な努力で再起した人々。そこには必ず、「人とつながりたい」という彼らの切なる願いと、周囲の温かい愛情があった。フジテレビ『ザ・ベストハウス123』の脳スペシャル、待望の書籍化。

目次

第1章 賢者のオスカー像―キング・オブ・サヴァンとの出会い
第2章 百年の友情―内なる旋律に耳を澄まして
第3章 可能性の扉が開くとき―秘められた天賦の開花
第4章 すべては奇跡のために―二度目の人生を育む
第5章 才能を育む社会へ―減点方式から加点方式へ

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年、東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。脳科学者。理学博士。現在、ソニー・コンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究している。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞、2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ntahima

39
フジテレビ『ザ・ベストハウス123』の脳スペの内容を再構成したらしい。第1章にダスティン・ホフマンとトム・クルーズの共演で話題になった『レインマン』のモデルでもあるキング・オブ・サヴァンことキム・ピーク氏が登場する。因みに、発達障害を患いながら特定分野に驚異的な能力を発揮する人々のことをサヴァン症候群と言う。彼の他にも脳が持つ無限の潜在能力に目覚めた人々が紹介されており、話としては非常に興味深い。但、二百頁弱ではとてもこのテーマを消化できない。結局は予告編的と言おうか?尻切れトンボと言うか?類書を読もう!2012/12/26

maimai

33
人間の大切な臓器である「脳」、未だに解明されていない部分が多いですがこの本ではそんな脳に関して説明されています。脳は一人一人が異なっていて同じ脳はひとつとしてありません。そんな中でもとりわけ個性的なのがサヴァン症候群といい天才的な記憶力を持つみたいです。また脳が求める最大のことは誰かと繋がること。一人では生きていけないのでそれぞれの個性を認めることが大切だと思います。脳科学的にもみんな違ってみんないい!2016/05/15

Kentaro

8
レインマンの主役の発達障害や自閉症と思われる日常生活には親族の助けを借りなければまともに生活も出来ないのに、音楽などの芸術や、数学や記憶という領域では、常人では絶対に出来ない超人的な天才的能力を発揮するサヴァン症候群の能力を紹介した内容である。生年月日を訪ねると、その時の曜日がすぐ様答えられるだけでなく、その周辺で起こった事件、事故などが一瞬で答えられる。そして、電話帳の氏名、住所電話番号を一度見ただけで全て暗記している記憶力、絶対音感で一度聞いた曲をそのまま演奏できる。そんな人間離れした能力を紹介する。2018/10/05

Mayuko Komori

1
☆☆☆ 人間の脳には、まだまだ解明されていない部分が多く、科学では証明できないような現実が数例紹介されている本。「平均ではなくて個性を大切に」というテーマで書かれていて、事例もなかなか興味深く、あっという間に読んでしまった。2014/03/24

yomineko@猫と共に生きる

1
テレビのベストハウス1・2・3で放映された内容の書籍化。脳の不思議さを認識。医学、科学を超越した脳の奇跡の物語に拍手。キングオブサヴァンのキムさんが なくなられたのは残念。2011/05/31

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