内容説明
野菜が「効く」のは、その含有成分である「ファイトケミカル（植物性化学物質）」の「解毒作用」によるところが大である。現代日本人は、欧米食の摂取過剰、ストレスなどにより血液が汚れ、さまざまな病気を招いている。血液中の有害物を「解毒」して血液を浄化するファイトケミカルを多量に含んだ野菜を存分にとることは、種々の病気の予防や治療を助ける上できわめて重要なのである。
目次
第１章 そんな食生活では必ず病気になる（日本はディジーズ・ランド（病気の国）
「食生活の欧米化」により「病気のタイプも欧米化」）
第２章 驚くべき野菜の効能（野菜パワーの秘密―ファイトケミカル；この野菜の隠れた効能）
第３章 血液をキレイにする野菜でガンを治す（万病は血の汚れから；万病一元、血の汚れから生ず ほか）
第４章 この病気にはこの野菜（発疹、アレルギー；炎症 ほか）
巻末付録 即効！野菜レシピ＆手当て
著者等紹介
石原結實［イシハラユウミ］
１９４８年、長崎市生まれ。医学博士。長崎大学医学部卒業、血液内科を専攻、同大学院博士課程修了。難病治療の食事療法で世界的に知られるスイスのベンナー病院で研修を積む。現在、イシハラクリニック院長として、東洋医学を取り入れた独自の食事療法、運動療法で各界要人からも厚い信頼を寄せられている。また、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」をはじめとする健康番組でのわかりやすい解説でも好評を博している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
123
野菜だけで病気は治らないけれど、健康維持の参考になります。ハーブや漢方薬の成分のほとんどは植物の根、葉、茎や果実。例えば風邪に効く葛根湯は、葛の根、シナモン、生姜、ナツメなど。植物は移動できないから、体内に有害物質を解毒する物質を産生、保存する能力を持つ。人間の歯は草食用である。経済や流通が発展し、食の欧米化が進み、その土地にない食材を接種すればするほど、種々の病気を誘発してしまうのかもしれない。…本書は野菜の効能や栄養素を詳しく記載。体を浄化するファイトケミカルを多量に含む野菜を存分に摂取しましょう🍀2018/12/31
ジェンダー
38
ここに書かれている事がすべて正しいとは思わないけれど基本的に食材について知らない事だらけなのでこの本を読んで見て良かったです。大抵知っているのは食材の調理法位で保存の仕方や歴史や栄養についてちゃんと知っている人はほとんどいないと思います。ここ最近は食品偽装で悪いニュースばかり報道されており、良いニュースは良いと和食は世界無形文化遺産になった位で食材についてより深く知るべきだと思います。今は基本的に野菜は年中食べれるため季節感が薄れているけれどもっといろんな野菜について知りたいと思いました。2013/12/24
ごく
3
野菜や野草の効力のメカニズムがわかり、肉を食べなくても良いことに安心。キャベツは何にでも良い効果があり、美味しいのでどんどん食べたい！2011/07/13
こやじ
2
特に、良さそうな野菜は ①人参 ②しょうが ③にんにく、たまねぎ、ねぎ、にらなどのにおいの強い野菜 （昔、「葷」といったもの） ④大豆、あずき といったところでしょうか。 「体内の水分が多すぎること、体温をさげることが病気につながる」というのは初めて知りました。本当なのかな？2012/11/16
K
1
そうは言っても野菜を食べるだけでは治癒しない病気もあるのでしょうが、身体を労るためにも農家の方々が丹精して下さった良質な野菜をしっかり食べたいなと思いました。病気になったらどうするか、というよりも、体調不良の時、あるいは病気にならないためにはどうするか、という本な気はしましたが、なかなか有意義でした。2014/11/27
