アダルトチルドレンと少女漫画―人並みにやってこれた女の子達へ

アダルトチルドレンと少女漫画―人並みにやってこれた女の子達へ

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784331505885
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

子供時代に受けた心の傷を癒すアダルトチルドレンのための少女漫画ガイド。

目次

第1部 現実を見つめて(女の子・元女の子にとっての現実;母親を取り巻く現実;「性別」にかかわる現実;「性」にかかわる現実)
第2部 アダルトチルドレンの発見(家族という名の苦痛;アダルトチルドレンの親子関係;アダルトチルドレンの人間関係)
第3部 癒されるために(癒されたいなら;女と男の理想郷)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

35
世間的に著者は、“食べテツ&宝塚の女”あたりでしょうか? この本は1997年発行。アダルトチルドレンなんて、もう死語かもしれんが、<「大人になる」ということは、「本当は怒るべきことでも我慢出来るメンタリティの持ち主になることである」と思われている。少なくとも、日本での、特に女の子の育てられ方はそうだ。けれども本当は、まったく逆なのかもしれない。大人になるということとは、「怒るべき時には怒る、といった具合に、自分の感情を素直に認めることが出来るメンタリティの持ち主になること」なのかもしれない>に、同感!⇒ 2021/12/13

ひつまぶし

1
アダルトチルドレンという言葉が家族にまつわるトラウマを語れるようにした延長で、女性にとっての男社会の欺瞞について、個人的な意見に社会性を持たせることを可能にしたのだろう。そのために少女漫画を媒材に批評を媒介させて語ったというところ。なるほど、そういうところにそういう問題を見出しているのかと面白かったが、元の漫画をほとんど知らないので、とりあえず視点として受け止めておく。取り上げる作品やその批評自体に繰り返しが多く、戦略的にやっているのだとしても、もう少し枠組みをしっかり作って構成する必要があると思う。2022/12/27

kokeko

1
殆どの作家名とタイトルにイメージが湧く私でさえも読んでいられない。言葉の扱いも雑で、同窓会の席で個人的な分析を聞かされたしんどさか。日本の文化が作っている女性の役割を断じて、出版当時には心の拠り所になった人があったかもしれないが。2017/11/11

ちなこ

1
何年か前の本なので、今とはほんの少し状況が変わっているかもしれないです。でも、著者の言いたいことはとてもよく分かりますし、普遍的な問題や悩みもあると思います。男性を切って捨てるような言葉もありますが、男と女の隔たりのようなものを感じました。本書を読んで感じたことは、女性が望むことは「人間として平等だと思えること」なんじゃないかということです。だからこそ、過去の時代からみて男性を引き合いに出すしかないんだと思いました。漫画はそのような現実や理想を描いているんだなと感じました。2016/04/17

ノソタソ

1
女の子の生きにくさの根底にあるもの,「やらなければならないことをやらなかった場合に対する恐怖感」, これか。久しぶりに,昔のテキスト(少女漫画たち)を開いてみよう。今なら文庫で手に入りやすそう。2013/03/05

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