出版社内容情報
本書は、19世紀のイギリスから昭和の日本まで、時代を追いながら、近現代推理小説の名手たちとその作品群を、「鉄道」をキーワードに読み解こうと試みる一冊。
その過程においては、国や時代を超えて与えた作家間の影響を垣間見ることができる。
ミステリーファンや鉄道好きの方々はもちろん、「鉄道推理小説」のブックガイドとしても楽しめる内容。
原口隆行[ハラグチタカユキ]
1938年、東京生まれ。上智大学卒業後、凸版印刷勤務を経てフリーに。『時刻表でたどる鉄道史』『時刻表でたどる特急・急行史』『日本の路面電車? ? ?』『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』『秘蔵鉄道写真に見る戦後史 上・下』(以上、JTBパブリッシング)、『最長片道切符11195.7キロ』(学習研究社)、『文学の中の鉄道』(鉄道ジャーナル社)など著書多数。
内容説明
犯人は、あなたの乗った列車に潜んでいる…?!近現代推理小説の名手とその作品を「鉄道」をキーワードに読み解く。
目次
第1部 探偵小説の萌芽と日本における発展(「探偵小説」の時代;探偵小説から推理小説へ)
第2部 世相や社会を映す鉄道ミステリー(推理小説の中の鉄道ミステリー;草創期のイギリスの鉄道ミステリー;江戸川乱歩と同時代の作家たち;焦土のなかで再び芽を出した鉄道ミステリー;鉄道黄金時代と符節を合わせて発展した鉄道ミステリー;日本の鉄道ミステリーを支える国鉄の定刻運転;終焉の時を迎えた国鉄と昭和天皇の崩御)
著者等紹介
原口隆行[ハラグチタカユキ]
昭和13(1938)年東京生まれ。上智大学卒業後凸版印刷に入社。在職中より『鉄道ジャーナル』『旅と鉄道』などに寄稿を始め、昭和57(1982)年にフリーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
いづむ
まさむね
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
涼