内容説明
アメリカの地理的拡大、アメリカの人口爆発、アメリカとロシアの対立という、トクヴィルの「三大予言」は、二十一世紀までも見通していた。民主主義社会それ自体に内在するデモクラシー精神の限界や矛盾を突いたトクヴィル思想の入門書。
目次
第1章 トクヴィルの思想の萌芽(歴史の偶然;変革の時代 ほか)
第2章 トクヴィルの思想の形成(旅の始まり;旅程の仕組 ほか)
第3章 トクヴィルの思想の結実(帰国と報告;監獄と刑罰 ほか)
第4章 トクヴィルの思想と実践(著述と政界;登院と登壇 ほか)
第5章 トクヴィルの思想の終焉(革命の視座;大臣の椅子 ほか)
著者等紹介
中田豊[ナカタユタカ]
1934年、青森県生まれ。1961年国際基督教大学大学院修了。同年、日本貿易振興会(JETRO)入会。1964年、日本貿易振興会ロンドン・センター勤務。以後、ニューヨーク・センター次長。ヒューストン・センター所長などを歴任し長期間海外駐在。この間トクヴィルの研究に取り組む。民間企業の役員を経て、現在、神奈川大学経営学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。