出版社内容情報
今世紀後半を代表するイギリスの作家たちの作品を紹介、イギリス文学における 《現代》 とは何かを読み解く。文学の喜び、楽しみを味わう10章。
内容説明
イギリス文学における「現代」とは?20世紀後半の小説5篇と詩人たちを読み解く。
目次
1 小説の変貌(現代の黙示録―ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』;近代的「自我」の超克―アイリス・マードック『ユニコーン』;「自立」する女―マーガレット・ドラブル『碾臼』;「小説」の解体と構築―デイヴィッド・ロッジ『交換教授』;湖の憂愁―アニータ・ブルックナー『秋のホテル』)
2 深層への旅―詩人たち(シルヴィア・プラース―死にいたる病い;アン・セクストンとエリカ・ジョング―女のからだ;フィリップ・ラーキン―挫折と憂鬱;テッド・ヒューズの『からす』―廃墟からの飛翔;シェイマス・ヒーニー―ボッグの死者たち)