出版社内容情報
中学生から読める言語学の入門書。「言葉には関心があるが、言語学は難しそう」、そう思っている人にこそ読んでほしい珠玉の1冊。
内容説明
言語学の本というと、「難しそう」「言ってることがわからない」「知らない外国語を出されて読む気にならない」などと、とっつきにくいイメージを持ちがちです。そんな、言葉に関心はあるけど、言語学の本は難しすぎると思っている方にこそお勧めしたいのが本書。言葉をめぐる先生と生徒の会話を読むだけで、知らず知らずのうちに言語学の面白さを体感できます。読みやすくわかりやすいのに、言語学のことがどんどん頭に入る、ありそうでなかった待望の入門書です。
目次
日本語は世界でいちばん難しい?
言葉の変化は止めれない
漢字なんでいらない?
布団をひきますか?
マジで?
はっきり言えよ、みたいな
自分、神戸やろ?
人間の証明
今何時?
英語が一番?
日本語ひとりぼっち
名は体を表す
焼ねぎかねぎ焼きか
ひどくきれいね
言葉のひみつ
読書ガイド
著者等紹介
佐久間淳一[サクマジュンイチ]
名古屋大学助教授。専門は言語学、統語論。1963年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科で言語学を学ぶ。著書に『言語学入門』(共著、研究社)のほか、『フィンランド語のすすめ 初級編』『フィンランド語のすすめ 中級編』(研究社)があり、フィンランド語とフィンランドにも精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
6
実際によく聞く言葉を例に言語学的にはどういうことか解説されているので、分かりやすく興味もわきます。特に「ら抜き言葉」の解説が印象的。「られる」の可能と受身を区別する意味があったとは。一言で「言語学」と言っても、音、語彙、文法、場面ごとの使われ方、歴史etc、様々な側面から考える事ができるのだと分かりました。言語は人間が持つもう一つのゲノムなのかなと思ってみたり。いつか全てが解読される日は来るのだろうか。2016/06/03
しふぉん
3
これから専門として勉強するので入門用に大学図書館で借りて読了。会話形式で身近な話題なので読みやすかった。日本語の語源など、知らなかったことがたくさんあって、面白かった。また、話している人のアイコンの表情がコロコロ変わるのを見てこの話でそんなに怒る!?とひとりでつっこんで楽しんでいました。最後の読書ガイドに載っていた本も読んでみたいです。2015/04/12
さとみ
1
言語の数だけ見えてる世界の違いがある2019/03/14
朔
1
言語の決まり事みたいなことについての話。主に日本語について。2009/11/27
allomorph
0
めっちゃ読みやすい。言語を右脳が司ることもあることが衝撃だった。2014/02/23