出版社内容情報
"「いつまた三人で会うのかのう、/かみなり、稲妻、雨の中かのう」
""When shall we three meet again? / In thunder, lightning, or in rain?""(1幕1場1-2行より)
――魔女の二枚舌の予言に操られて王を殺し王冠を手に入れたマクベス夫妻の運命は? 雷鳴がとどろき稲妻が光る急激の展開のうちに人間の情念の地獄が見えてくる。
"
初学者から研究者までを対象にし、テキストを原文で楽しみながら日本語訳を参照できる対訳版。図版数点と懇切な注釈・解説を付す。
1884年、坪内逍遥による最初のシェイクスピア翻訳出版から120年。シェイクスピア研究400年の成果を踏まえ、シェイクスピアのテキスト編纂から詳細な注釈、日本語対訳までを総合的に編集した全10作品のシリーズ。
左ページにテキストを、右ページに日本語訳を配置した対訳版なので、テキストを原文で楽しみながら、日本語訳を参照できる。
舞台写真などを含む図版も加え、演劇関係者はもとより、初学者にも原文を楽しむことができるよう工夫されている。また、創作年代・材源に関する解説や、巻末の補注などは研究者・シェイクスピア愛好家にも有益。
著者紹介/著者による他の著作等
大場建治(おおば けんじ) 『研究社シェイクスピア事典』編者ほか多数
図版一覧/凡例/シェイクスピアの詩法/Macbethのテキスト/Macbethの創作年代と材源/Macbeth関連地図/略語表/
MACBETH
補注/付録 シェイクスピアのFirst Folio
著者等紹介
大場建治[オオバケンジ]
1931年7月新潟県村上市に生れる。1960年明治学院大学大学院修士課程(英文学専攻)修了後同大学文学部英文学科に勤務。文学部長、図書館長、学長を歴任し、現在同大学名誉教授
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