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出版社内容情報
海外からの寄稿4名(ヘンクマン、ヴェルシュ他)を含む大阪大学美学研究室出身の37名による世界と日本の美学・芸術学研究の最先端の論考を3部構成で収める。I「ロン主義」では西洋近代はいかに美と芸術を創造し、思考したか(ドイツ美術とメランコリー、ピクチャエスク・ロマンス、ブレイクとゴシック
etc)Ⅱ「日本近代」では日本は芸術の近代化をいかに行なったか(書の近代、明治の女流画家、E・パークの受容
etc)Ⅲ「現代の芸術と美学」では、現代芸術はいかにして近代芸術を越えたのか(「表現主義」概念再考、文化主義の美
【目次】
第Ⅰ部 ロマン主義
シェリングとプラーテン
ドイツ美術とメランコリーのアクチュアリティ
ピクチュアレスク・ロマンス
ノヴァーリスとフリードリッヒ・シュレーゲルにおける構想力と数学
ブレイクと「ゴシック」
フィクションとしてのドイツ観念論
第Ⅱ部 日本近代
近代日本におけるR・フライ、C・ベルの受容をめぐって
書における日本近代
明治の女性画家
もうひとつの日本近代美術史
日本におけるE・バーク受容のみるバイアス
木下杢太郎『百花譜』ノート
フランク・ロイド・ライトと日本
歴史画論争
井島勉の美学
第Ⅲ部 現代の芸術と美学
「表現主義」概念再考
文化主義の美学
素材を越えるもの
失われた風景
芸術と偶然
テクスト・イメージ・文化
宙吊りの「作品」
武満徹の≪ノヴェンバー・ステップス≫をめぐって
「風景」を造形する人たち
エミール・ノルデのプリミティヴィズム
ワーグナーの芸術はまやかしか
ジル・ドゥルーズの映画論
イサム・ノグチ≪鏡≫について
英米美学と現代美術
トレス海峡諸島音楽史研究がうながすもの
モダニズムの中のアンチ・モダニズム
記憶術としての芸術
もうひとつの「反美学」
Asthetisch/ Aisthetisch
文学研究における論争
生の技術としての哲学
グローバル化時代のアイデンティティ再考
おわりに
人名索引
執筆者紹介
内容説明
美と芸術の聖域の呪縛を解き放ち、美学理論を現代的関心へと結びつけ、美学本来の学際的性格を新たに開花させる方途を探る多彩な37論考。
目次
第1部 ロマン主義(シェリングとプラーテン―哲学者と詩人とのある出会い;ドイツ美術とメランコリーのアクチュアリティー;ピクチュアレスク・ロマンス―アン・ラドクリフによる「絵のような」小説 ほか)
第2部 日本近代(近代日本におけるR.フライ、C.ベルの受容をめぐって;書における日本近代―理念と様式の「変容」をめぐって;明治の女性画家―「閨秀」と「画家」のはざまで ほか)
第3部 現代の芸術と美学(「表現主義」概念再考;文化主義の美術―ヴェルシュ「AESTHET/HICS」を手がかりに;素材を越えるもの―菅木志雄の作品をめぐって ほか)
感想・レビュー
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コマイヌ
まりこさん