出版社内容情報
いま,改めて病院看護の充実を問いなおすのは何故か。病院看護の中で看護婦に何が求められているのか,看護教育は如何にあるべきか,21世紀の看護システムへの課題は何か。
【目次】
序論 二一世紀の看護に未来はあるのか
第1部 いま、病院看護を問い直す
1 問われる病院看護
1 変わらぬ看護の本質・目まぐるしく変化する現場
2 新人看護婦の見た入院患者の病棟二四時間
3 病院外来における患者の不満と対応
4 患者・家族とともにつくる看護
5 これまでの基準看護とこれからの基準看護
6 付添看護解消で問われているのは、「看護婦名何をする人?」という問題
7 看護の岐路―新看護体制
2 看護の職場の活性化のために
1 活性化を求められる実態から
2 個々の看護婦の臨床看護能力の向上
3 看護婦を育てる(1)―臨床で陥りやすい傾向克服からの脱皮―
1 独り善がりな看護ケアからの脱皮
2 精神面での看護
3 患者の全体像をとらえる目と臨床判断能力のトレーニングを
4 看護婦を育てる(2)―看護基礎教育への期待―
1 基礎技術教育はこのままでよいか
2 少子高齢社会に向かう看護教育のあり方を問う
第2部 看護の時代に向かって
1 看護の課題
1 ジェネラリストとしての看護婦
2 障害児とともに生きる視線
3 一つのゴールとしてのセルフケア
2 V・ヘンダーソンの遺産
1 『看護の基本となるもの』その文脈を読み解く
2 その(看護論)のわが国にとっての意味
3 看護を愛し続けた先達
3 やさしいケアの時代をめざして
1 二一世紀の看護システムへの課題
2 施設から在宅へ―在宅看護の思想を病院看護へ―
あとがき
内容説明
在宅ケアがどのように進んでも、選択肢の大きな一つとしての病院看護は、今後ますます重要さを増すだろう。入院患者の高齢化・重症化が進むなかで、看護の抱える諸課題を問う。21世紀を優しいケアの時代にするために、看護に求められているものは何か。
目次
二一世紀の看護に未来はあるのか
問われる病院看護
看護の職場の活性化のために
看護婦を育てる(臨床で陥りやすい傾向克服からの脱皮;看護基礎教育への期待)
看護の課題
V・ヘンダーソンの遺産
優しいケアの時代をめざして