出版社内容情報
現代医療と生命についての科学史的考察を踏まえつつ〈時間〉への問いを基軸として生と死の根拠へと接近する。現代における生死観をめぐっての基本的な認識の構築を目指す。
【目次】
第1部 歴史における生命
第1章 文化
1 プロローグ:近代科学の二つの軸
2 機械と生命:生命感の比較文化史と展望
補論 生命をめぐる<医療モデル>と<環境モデル>
第2章 科学
1 医療技術革新の構造と展望
2 科学・医学の世界的中心の移動
第3章 臨床
1 「成果」研究と診療ガイドライン
2 インフォームド・コンセントをみる視点
第2部 生命と時間
第4章 生命・自己・時間
1 自己と世界:人工知能の可能性と限界をめぐって
2 個人と社会:”近代的自我”の運命
3 <時間>の旅
結 生命と時間
あとがき
内容説明
現代医療(と生命)についての科学史的考察を踏まえつつ、〈時間〉への問いを基軸として、生と死の根拠へと接近する。
目次
第1章 文化(プロローグ―近代科学の二つの軸;機械と生命―生命観の比較文化史と展望;生命をめぐる〈医療モデル〉と〈環境モデル〉)
第2章 科学(医療技術革新の構造と展望;科学・医学の世界的中心の移動)
第3章 臨床(「成果」研究と診療ガイドライン―診療パターンの社会的偏差と医療の科学性;インフォームド・コンセントをみる視点―「ブラックボックスとしての医療」観からの離陸)
第4章 生命・自己・時間(自己と世界―人工知能〈AI〉の可能性と限界をめぐって;個人と社会―“近代的自我”の運命;〈時間〉の旅―世界/意識の重層構造;生命と時間)