出版社内容情報
1997~03年の7年間に亘る医療制度改革論議を総括し、今後の方向性を予測する。病院が、医療者が、いま果たすべき課題とは?
97年に始まる医療制度改革論議の流れを確認するとともに、小泉政権の医療改革の中間総括を行い、今後の改革を大局的に予測する。
関連書:『21世紀初頭の医療と介護』(小社刊)
第Ⅰ章 小泉政権の医療改革の中間総括
──「抜本改革」から部分改革へ
第Ⅱ章 21世紀初頭の医療改革の三つのシナリオと医療者の自己改革
補論 医療・福祉の連携か複合か
──両者の対立は無意味、真理は中間にある
第Ⅲ章 医療提供制度の二つの「抜本改革」論の挫折と崩壊
第一節 株式会社の病院経営参入論の挫折
補論 「医療特区」は何をもたらすか
第二節 一般病床半減説の崩壊
第Ⅳ章 診療報酬制度の部分改革
第一節 2002年診療報酬改定の意味するもの
補論 リハビリテーション医療の2002年診療報酬改定の三つの特徴
第二節 混合診療と特定療養費制度
第Ⅴ章 病院の外来分離を「第二薬局」の歴史に照らして考える
──今後の規制強化は必至
補章 2004年診療報酬改定の特徴
あとがき
初出一覧
索引
内容説明
1997~03年の7年間にわたった医療改革論議を検証し、今後の展開を予測。小泉政権の医療改革を中間総括。病院が、医療者が、いま果たすべき課題とは。
目次
第1章 小泉政権の医療改革の中間総括―「抜本改革」から部分改革へ
第2章 21世紀初頭の医療改革の三つのシナリオと医療者の自己改革
第3章 医療提供制度の二つの「抜本改革」論の挫折と崩壊
第4章 診療報酬制度の部分改革
第5章 病院の外来分離を「第二薬局」の歴史に照らして考える―今後の規制強化は必至
補章 2004年診療報酬改定の特徴
著者等紹介
二木立[ニキリュウ]
1947年生まれ。1972年東京医科歯科大学医学部卒業。代々木病院リハビリテーション科科長・病棟医療部長を経て、現在、日本福祉大学教授
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