内容説明
ケアの社会化は何を変え、何を再生産するのか。今後もケアは女性労働でありつづけるのであろうか。
目次
序章 性別分業論に今何が必要とされているか
第1章 性別分業の再生産論の到達点と課題―「能動的実践」とは何か
第2章 性別分業再生産におけるエージェンシー―なぜ女性は家庭に入るのか
第3章 言説に対する批判的解釈実践―なぜ女性はケア責任を重視するのか
第4章 家庭における交渉実践と変動―ケア労働の配分をめぐる交渉と権力
第5章 女性ケアワーカーの交渉実践
第6章 男性へルパーの交渉実践と性別職域分離
終章 性別分業の再生産を超えて
著者等紹介
山根純佳[ヤマネスミカ]
1976年神奈川県に生まれる。2000年早稲田大学教育学部卒業。2002年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、法政大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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