「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態

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「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態

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  • サイズ B6判/ページ数 294,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326653478
  • NDC分類 367
  • Cコード C3036

内容説明

楽しく生きよう男たち。多様な生き方を見つめなおし、変化の激しいこれからの社会を生き抜くために新たな処方箋を提示する。

目次

第1部 「男らしさ」のとらえ方(「男らしさ」への三次元アプローチ―楽しい「男らしさ」の社会学へ;「男らしさ」はどうとらえられてきたのか―「脱鎧論」を超えて)
第2部 自己=身体性―男たちの自己鍛錬(部族化するおしゃれな男たち―女性的な語彙と「男らしさ」の担保;男たちはなぜ闘うのか―格闘技競技者にみる「男らしさ」の現在)
第3部 集団=関係性―男たちの対人コミュニケーション(一人ぼっちでラグビーを―グローバル化とラグビー文化の実践;「男らしさ」の装着―ホストクラブにおけるジェンダー・ディスプレイ;「エッチごっこ」に向かう男たち―性風俗利用における「対人感度」)
第4部 社会=超越性―男たちのロマン(オーディオマニアと“ものづくりの快楽”―男性/技術/趣味をめぐる経験の諸相;なぜ鉄道は「男のロマン」になったのか―「少年の理想主義」の行方;ロック音楽の超越性と男性性―ピエール・ブルデューの相同性理論を基に)
「自分らしさ」から、とりあえずの「男らしさ」へ―ポピュラー文化からみた「男らしさ」の行方

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年生まれ。1990年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、首都大学東京都市教養学部教授、博士(社会学)

辻泉[ツジイズミ]
1976年生まれ。2004年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、松山大学人文学部准教授、博士(社会学)

岡井崇之[オカイタカユキ]
1974年生まれ。2005年上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、法政大学社会学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ザカマン

8
なぜ男性オーディオや鉄道にハマ利やすいのかが興味深かった。 しかし、最近の若者の話ではないので全体的に話が古い2019/03/16

サメ社会学者Ricky

6
ジェンダー論、スポーツ、格闘技、風俗から音楽まで、「男らしさ」と称される気質・期待・概念について各々専門家が書いた本。男らしさを押し付けるわけでも完全に脱ぎ去るわけでもなく、衣装のように着こなすことを一つの解決策としている。2015/02/07

NICK

5
ジェンダーとかフェミニズムにおいて「男らしさ」というのは女性を抑圧するものであって、ロゴス中心主義とも接続される「解体されるべきもの」だ! という印象があったのだが、ここで論じられているのはむしろ「男らしさ」の画一さではなく多様さである。このような「男性学」について初めて読んだのだが、「男らしさ」が社会的な意味を持ったロールモデルとして機能しづらくなった現代においては、衣のように着替えうるものとしての男らしさであるとか、共同体に仲間である限り引き受ける優越性なき男らしさというのはなかなか卓見だと思った2012/10/09

noko

3
ファッション、格闘技、音楽、ホスト、鉄道などポピュラー文化からみた、男らしさ。オシャレをする男はファッション文化の中の1小党派と見られるようになったのは、19世紀以降の近代の慣習。近代以前は男女外見を飾る、或いは男性の方が着飾る時代も。テイラードスーツの登場で、男性は目立たない地味な服を着る道ができた。服が華美か質素かは性差で無く、身分の差に左右されてきた。日本でも公家は白粉と紅を男もさす。大名旗本は錦を含んでいた。一方庶民はたとえ裕福でも華美だと戒められ禁令も出た。日本ではスーツがユニフォーム化した。2023/07/11

Kaori Kurusu

2
ジェンダーが問題になってきている昨今、いわゆる「男らしさ」とは何かということを、問い直すべき時がきている。「男らしさ」には問題も多く、特に性の不平等を作り出してきたのは、ここにも大きな要因があると考えられている。 本書の特徴は、これまでは、「男らしさ」に対してはフェミニズム、男性学を中心に批判の対象となってきたが、一方的に批判するだけでなくその肯定的な側面も捉え直している点である。 2018/04/15

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