出版社内容情報
イギリス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、日本における若者対策の展開を詳しく紹介。キャリア教育の推進と職業能カの形成のために。
フリーターの増加、若年失業率の上昇をどうすればくいとめられるか。先進諸国では早くから若年失業問題に直面し、さまざまな対策がはかられてきた。各国の経験や模索に学び、日本の若者に対してどのような支援がありうるのかを具体的に考える。フリーター、ニートを増加させないために、教育・雇用・産業政策の連携を強める道を探る。
関連書：小杉礼子編 『フリーターと二ート』(小社刊)
序章 なぜ若者政策を国際比較するのか……小杉 礼子
1 変化した学校から職業生活への移行
2 労働力需要の変化の背景
3 国際比較の意味
第一章 イギリスのキャリア教育と就業支援……梶間 みどり、堀 有喜衣
1 はじめに
2 学校から職業への移行の概要
3 教育政策と学校における取組み
4 労働政策から移行政策へ
5 おわりに──日本への示唆
第二章 アメリカのキャリア教育と就業支援……藤田 晃之
1 アメリカの Twixters・日本のフリーター
2 学校から職業への移行期の特質
3 移行を支えるシステム──教育制度・関連法制
4 学校におけるキャリア教育と就業支援
5 若年失業・無業者に対するキャリア教育と就業支援
6 おわりに──日本への示唆
第三章 ドイツのキャリア教育と就業支援……坂野 慎二
1 はじめに
2 ドイツの教育・訓練制度
3 前期中等教育におけるキャリア教育
4 デュアルシステムによる職業訓練
5 職業訓練の修了と雇用支援
6 青少年失業と就業支援
7 緊急プログラム（JUMP）
8 近年の職業教育・訓練政策と失業者対策
9 キャリア教育と青少年・若年者就業支援の特色と課題
10 おわりに──日本への示唆
第四章 スウェーデンの若者政策……宮本 みち子
1 新しい若者政策の社会的背景
2 若者の意思決定への参画とシティズンシップ政策
3 普遍的若者政策への歩み
4 若者政策の特徴とその構成
5 若者の意思決定への参画を進める実践
6 包括的若者政策とシティズンシップ
第五章 日本の若年者就業支援策……金崎 幸子
1 はじめに
2 若年者雇用対策の基本的枠組み
3 若年者雇用対策の流れと転換点
4 若年者就業支援対策の現状と重点
5 若者の働く力をどう育てるか
終章 キャリアと就業支援……小杉 礼子
1 五ヵ国比較からどう学ぶか
2 就業にかかわる若者対策の課題と対応
あとがき
内容説明
次の世代がより生きやすくなる仕組みをどう作ればよいのか。イギリス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、日本の若者政策を詳しく紹介。
目次
序章 なぜ若者政策を国際比較するのか
第１章 イギリスのキャリア教育と就業支援
第２章 アメリカのキャリア教育と就業支援
第３章 ドイツのキャリア教育と就業支援
第４章 スウェーデンの若者政策―社会参画政策を中心に
第５章 日本の若年者就業支援策
終章 キャリア教育と就業支援
著者等紹介
小杉礼子［コスギレイコ］
１９５２年神奈川県に生まれる。１９７５年東京大学文学部卒業。現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構副統括研究員
堀有喜衣［ホリユキエ］
１９７２年茨城県に生まれる。２００２年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得修了。現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かーんたや
ちゃんぱな
