家族というリスク

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家族というリスク

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  • サイズ B6判/ページ数 252,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652594
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「今までと同じやり方ではうまくいかない。」これが日本の政治・経済・社会の現状である。家族の領域でも同じ状況が生まれている。だが、どれだけの人が家族の先行きについて危機感を感じているだろうか。今まで通りのやり方で家族の幸せを実現しようとしてもうまくいく保証はない。それは家族生活がリスクをともなうものになってきたからである。結婚したくても相手がいないリスク、離婚のリスク、親が介護状態になるリスク、収入低下のリスク‥‥‥など。パラサイトシングル、フリーター、専業主婦はもっと危機感をもつべきなのにリスクをかえりみ

【目次】
はじめに―家族の戦略的思考のすすめ

Ⅰ 家族という絆・家族というリスク
 「選択的な絆」がはらむ可能性と問題
 家族の不確実性の再来
 家族というリスク
 家族の変化と生活設計の危機

Ⅱ パラサイト・シングル、その後 パラサイト・シングルの時代
 不良債権化するパラサイト・シングル
 パラサイト・シングルVSフェミニスト
 若者の自立をサポートする社会環境を
 非現実的な夢、分別あるあきらめ

Ⅲ フリーターという生き方
 夢みる使い捨て労働力としてのフリーター
 フリーターの理想と現実
 豊かな親が若者の失業問題を隠蔽している

Ⅳ 専業主婦の黄昏
 専業主婦の黄昏
 曲がり角の専業主婦
 経済環境の変化と女性の運命

Ⅴ カップル・夫婦はどこへ行く
 恋愛自由化の代償
 夫婦リストラのシナリオ
 ご機嫌をとるのは、男、それとも、女

Ⅵ 親子関係の変貌と教育問題
 教育に希望がもてなくなる時
 豊かさの中での目標を見失う子どもたち
 親子リストラのシナリオ
 夢・教育・結婚

あとがき

内容説明

パラサイト、フリーター、専業主婦に未来はない。愛情から経済まで、家族生活のリスクをのりこえる希望の戦略がここにある。

目次

1 家族という絆・家族というリスク
2 パラサイト・シングル、その後
3 フリーターという生き方
4 専業主婦の黄昏
5 カップル・夫婦はどこへ行く
6 親子関係の変貌と教育問題

著者等紹介

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1957年東京に生まれる。1986年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教育学部助教授/家族社会学・感情社会学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

8
やっと読み終えた。学者が書いた本だという印象を持つ。つまり、上から目線の本。とても残念。それと、本を通して、日本と欧米を比較しているが、これもよく学者がやること。こういう「語りかた」こそ、「語りなおす」必要があるんだけどな。姜尚中が雑誌の対談でいってたが、米国への日本人のまなざしは、戦前、戦後かわっていない。なんでもかんでも欧米にならえなんていうこういう語りかたは、私にいわせてみれば、日本の社会のためにも、また将来を担う子供たちのためにもならない。著者自身がよくよく、もういちどこの本をよみかえし、いかに彼2013/02/14

marukuso

1
著者の短評を集めた本。パラサイトシングルの増加は子供を自立させない親の問題でもある。いつまでもぬくぬくと贅沢に生活できる20・30代とはなんと羨ましいことか。自宅通いの大学生なんかも入れるべきなのではないだろうか。フリーター、専業主婦、共働き家族など、どれも一続きの問題意識で貫かれている。2018/10/30

ハルバルミチル

1
家族がセイフティネットではなくリスクとなり得るという指摘は鋭い。しかしパラサイト・シングルが少子化の原因との主張には同意できない。しかもその対策としてサッチャーやレーガンの政策に見倣って自立を促し、〈依存することにペナルティーを与える社会を作る必要〉があるとまで言う。この本が出版された時期(2001年、小泉政権誕生)の風潮と言えばそれまでだが、こんな論調が蔓延っていたのでは第三次ベビーブームが訪れることがなかったのも宜なる哉。2016/12/19

shady0004

1
家族の不確実性は戦前についても言えるが、当時は個々の家族が壊れてもそれを支える共同体が存在していた。その共同体が淘汰された現代においては家族崩壊後の心理的安心を供給するシステムは存在しない。また、近代社会が生みだした「専業主婦」という装置は、高度経済成長という右肩上がりの社会を前提としている。73年のオイルショックで終焉をむかえた高度経済成長のあと、70年代末〜80年代にかけて理想的家族の解体が始まると理解する。2012/10/23

陽香

0
200110152013/02/04

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