OLの創造―意味世界としてのジェンダー

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OLの創造―意味世界としてのジェンダー

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  • サイズ B6判/ページ数 229,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652297
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0036

出版社内容情報

一般にOLは、「単純で定型的な業務」を担う「結婚や出産までの短期勤続」などと結びつけてとらえられている。そうした考え方は現代の職場で自然なものか、または古い女性差別の名残と見られることが多い。しかし本当にそうだろうか。本書は明治後期からOLの原型が出来上がった戦後高度成長期の終わりまでの80年間を対象とする。職場を「男性」と「女性」という異なった枠組みでとらえる見方はどのように生まれ、どのような意味を担うことになったのかを探り、OLは実は「構築された概念」であることを歴史的に明らかにしている。


内容説明

明治後期から高度成長期に至る、女性事務職の「意味」の変遷。職場に「男女の差異」を見い出す視点の生成を具体的に追求する。

目次

序章 意味世界としてのジェンダー―労働研究への位置づけ
第1章 女性事務職の「発見」
第2章 「女事務員」の世界
第3章 戦時下の事務職
第4章 差異の構築
終章 労働におけるジェンダーの歴史化に向けて