出版社内容情報
共働きが多数を占めるようになってきた現在、それは夫婦関係をどう変えるのか。結婚、離婚、家計、働き方、政治参加から、これからの夫婦が直面する課題を提示する。
男性のコミュニケーション能力低下が未婚化をすすめたのか?離婚が増加するのはなぜか?共働きで夫はストレスがたまるのか?女性の社会参加は政治参加につながるか?社会学、経済学、社会心理学、政治学の若手研究者が、男性・女性の生き方の変化を指摘する。東京大学社会科学研究所への寄託データを用いた計量的実証研究。
[関連書] 『家族のライフスタイルを問う』(勁草書房刊}
序章 共働きが変える夫婦関係
Ⅰ 結婚・離婚にみる男女関係の変化
第1章 結婚の際に男性に求められる資質の変化
第2章 なぜ離婚リスクは社会階層により異なるのか
Ⅱ 夫婦間のサポート関係
第3章 夫婦間で仕事と家事の交換は可能か
第4章 共働きで夫はストレスがたまるのか
第5章 夫のサポートが夫婦の結婚満足感を高める
Ⅲ 女性の就業と社会参加
第6章 性別役割分業と政治参加
第7章 夫婦の働き方戦略
終章 対等な夫婦は幸せか
参考文献
あとがき
索引
内容説明
共働きが多数を占めるようになってきた現在、夫婦関係はどう変わるのか。結婚、離婚、家計、働き方、政治参加から、これからの夫婦が直面する課題を提示する。
目次
共働きが変える夫婦関係
1 結婚・離婚にみる男女関係の変化(結婚の際に男性に求められる資質の変化―対人関係能力の結婚との関係;なぜ離婚リスクは社会階層により異なるのか)
2 夫婦間のサポート関係(夫婦間で仕事と家事の変換は可能か;共働きで夫はストレスがたまるのか;夫のサポートが夫婦の結婚満足感を高める)
3 女性の就業と社会参加(性別役割分業と政治参加;夫婦の働き方戦略―戦略の自由度、性別役割分業戦略、共働戦略)
対等な夫婦は幸せか
著者等紹介
永井暁子[ナガイアキコ]
東京大学社会科学研究所助教授。1965年生まれ。1991年北海道大学大学院文学研究科修士課程修了/文学修士。1993年東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了/修士(社会福祉)。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期修了。専攻:家族社会学
松田茂樹[マツダシゲキ]
第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部副主任研究員。1970年生まれ。2001年慶応義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了/修士(社会学)。2004年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学/博士(社会学)。専攻:家族社会学、社会的ネットワーク論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshiko
草津仁秋斗