双書ジェンダー分析<br> 雇用システムと女性のキャリア

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双書ジェンダー分析
雇用システムと女性のキャリア

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326648658
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C3336

出版社内容情報

働く女性が増えた、女性の活躍の場が広がったというのは本当か?90年代以降の女性のキャリアの何が変わり、何が変わらなかったのかを実証データから解明する。

均等法、育児休業法などの政策は確かに女性のキャリアを変化させてきた。しかし、わが国の女性のキャリアは変わらない部分の方が大きい。なぜ政策の効果が限定的なのか。男性を含めた働き方のパラダイム・シフトにより雇用システムと女性のキャリアの堂々巡りを断ち切ることができないのか。これからの働き方を考える端緒を提供する。

関連書:『女性の就業と親子関係』(勁草書房刊)


第1章 女性のキャリアをとらえる視角
1 なぜ今女性のキャリアを考えるのか
2 わが国の女性のキャリアの特質
3 労働市場の構造と男女間格差
4 日本の雇用システムと女性のキャリア
5 本書の課題と構成

第2章 雇用システムと働く女性の現状
1 産業構造の変化と女性労働
2 女性のキャリアをめぐる法整備
3 雇用システムの動向
4 女性労働の変化
5 女性のキャリアの現状
6 女性労働の現状

第3章 雇用機会均等と女性のキャリア
1 男女雇用機会均等法の施行
2 男女雇用機会均等は進んだのか
3 機会均等と女性の勤続
4 機会均等と女性の昇進
5 均等施策の効果と課題

第4章 仕事と家庭の両立支援と女性のキャリア
1 両立支援策の展開
2 両立支援策の現状
3 女性のキャリアは変化したのか
4 両立支援策が女性のキャリアに及ぼす影響分析
5 両立支援策の課題

第5章 非正規雇用の拡大と女性のキャリア
1 非正規雇用拡大の評価
2 非正規労働者の基幹労働力化
3 事例にみる基幹労働力化の進展の状況
4 基幹労働力化にともなう雇用管理の変化
5 基幹労働力化と雇用管理の課題
6 非正規雇用の課題

第6章 正社員の働き方の多様化の可能性
1 なぜ正社員の「働き方」を問題にするのか
2 短時間正社員の可能性
3 在宅勤務の可能性
4 正社員の働き方の変化の可能性

第7章 女性のキャリア展開の課題と展望
1 女性のキャリアはどう変わったか
2 女性のキャリア展開の課題
3 働き方のモデルの提示
4 提言

あとがき
参考文献
索引

内容説明

働く女性が増えた、女性の活躍の場が広がったというのは本当か?90年代以降の女性のキャリアの何が変わり、何が変わらなかったのかを実証データから解明する。

目次

第1章 女性のキャリアをとらえる視角
第2章 雇用システムと働く女性の現状
第3章 雇用機会均等と女性のキャリア
第4章 仕事と家庭の両立支援と女性のキャリア
第5章 非正規雇用の拡大と女性のキャリア
第6章 正社員の働き方の多様化の可能性
第7章 女性のキャリア展開の課題と展望

著者等紹介

武石恵美子[タケイシエミコ]
1960年生まれ。1982年筑波大学第二学群人間学類卒業。2001年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(社会科学)。法政大学キャリアデザイン学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たかこ

4
男女雇用機会均等法から始まった女性の活用。その後、いろんな法や制度ができ、今は女性活躍推進法もあるけれど、どれも大きな効果があったとは言い難い。結局、男は仕事、女は家事育児という、性別役割分業意識が根深いからだと思う。男は仕事、女は家事育児+仕事では、活躍する前に仕事を控えめにするか、疲弊してしまう。 もっと社会の意識改革をテコ入れしていかないと、未来が心配。2019/02/09

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