内容説明
「子ども」とは虚構であり、実体である。―子どもを語る言葉と子どもが語る言葉を解きほぐし、「子ども」の歴史性と社会性を問い直す。
目次
「子ども」の歴史性と社会性―本書の視角と方法
第1部 「子ども」語りの成立(「子ども」の発見・教育の自律―戦前期綴方教育論の分析から;「子ども」語りの布置―社会の鍵としての「子ども」とその教育)
第2部 「子ども」語りの戦後(「子ども」という希望から不安へ―戦後における「子ども」語りの変容とその機制;「子ども」であること・「子ども」を語ること―中学校生徒会誌の分析から)
第3部 「子ども」語りの現在(「子ども」語りの揺らぎ・「子ども」の現在―中学生新聞投書欄の分析から;現代の「子ども」語り―一事例としてのプレーパーク)
「子ども」語りをめぐって―本書の知見とインプリケーション
著者等紹介
元森絵里子[モトモリエリコ]
1977年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、現在明治学院大学社会学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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