分散する身体―エスノメソドロジー的相互行為分析の展開

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分散する身体―エスノメソドロジー的相互行為分析の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 407p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326602025
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

出版社内容情報

ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの立場。会話分析を通じて、私たちの心と行為の構造に「見通しのよい記述」をあたえる。

いま何をしているか、本人に聞けばわかるとは限らない。何をしているか、私は「知っている」という表現は、使えるときも使えないときもある。知識とは、相互行為の中で決まる何かなのだ。「見る」「想像する」など心的言語の用いられ方を丹念に記述する「心」の社会学。身体と身体、身体と道具の相互の構造化プロセスを徹底的に描く。

[関連書] 同著者 『心と行為』 (岩波書店)

はじめに

断片に用いられている記号

序章 相互行為分析のプログラム
     「暗黙知」という考えの危うさについて

 第1節 行為の可能な記述
 第2節 やり方(プラクティス)・知識・仕掛け
 第3節 行為と活動
 第4節 本書の構成
 補論1 デュルケームとマルクスについて
 補論2 先行連鎖について

第1章 何の学習か
     環境の構造・言葉・身振り

 第1節 過程としての学習・達成としての学習
 第2節 バイオリン奏法のインストラクション
 第3節 環境の構造化
 第4節 焦点化の達成と参加の組織
 第5節 「見ること」をすること
 第6節 演奏の組織
 第7節 まとめ 条件について
 補論  行為連鎖の優先組織について

第2章 分散する身体Ⅰ
     道具と連接する身体

 第1節 身体・道具・知覚
 第2節 身体と表象・身体の表象
 第3節 身体に触れる手
 第4節 まとめ 知覚の多様性
 補論  メルロ=ポンティとマルクス、
      あるいは相互行為空間という比喩について

第3章 分散する身体Ⅱ
     モデル身体、または身体に連接される身振り

 第1節 代理身体1 鏡像身体
 第2節 代理身体2 平行身体
 第3節 理想身体
 第4節 比喩身体
 第5節 モデル身体の適切性
 補論  身体の不可能な条件、または「他者」の声について

第4章 分散する身体Ⅲ
     想像の空間

 第1節 会話のなかの演技
 第2節 説明のなかの演技
 第3節 相互行為空間のなかの想像の空間
 第4節 二つの目 分散に抗する身体・収束に抗する身体
 補論  物語を語ること

終章 相互行為的オブジェクト
    物・表象・身体

本文のなかで言及した文献一覧

索引

内容説明

ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの立場。会話分析に拠り立ち行為と知覚の「仕掛け」を探る「こころ」と「からだ」と「もの」の社会学。

目次

序章 相互行為分析のプログラム―「暗黙知」という考えの危うさについて
第1章 何の学習か―環境の構造・言葉・身振り
第2章 分散する身体1―道具と連接する身体
第3章 分散する身体2―モデル身体、または身体に連接される身振り
第4章 分散する身体3―想像の空間
終章 相互行為的オブジェクト―物・表象・身体

著者等紹介

西阪仰[ニシザカアオグ]
1957年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程社会学専攻単位取得退学。文学博士。現職、明治学院大学社会学部教員。専攻は社会学・エスノメソドロジー・会話分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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袖崎いたる

12
身体は分散している。相互行為的な空間において。とはいえその分散は構造化されている。志向的なオブジェクトは想像的思弁的に実在する。エスノメソドロジーはそうした構造とその組み立て方の記述を目指すもの。社会学の会話分析は、見田宗介のような文学派に対して、もしくは引き受けて、質的かつ量的であるような科学的精密さを保証できるのか――という線からのいち眺望。2017/09/01

じょに

0
ほんと流し読み。2009/07/06

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