「社会」への知/現代社会学の理論と方法〈上〉理論知の現在

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  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601882
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C3036

出版社内容情報

国家でも家族でもない、他ならぬ<社会>についての知として社会学が成立しうるとしたら、いかなる「理論と方法」によってなのか。

<社会>とはいったい何か、そう問うことそのものが<社会>の営みとしてあるという事態をどう捉えるか。社会学らしく問い社会学らしく答える「新教科書」全2巻。

 下巻:言説の歴史社会学の作法(赤川学)/カルチュラル・スタディーズの射程(伊藤公雄)/エンピリカルな構築主義への招待(中河伸俊) 等。

関連書:『社会学の古典理論』、数理社会学シリーズ全5巻(小社刊)


序章 <社会>への知の理論をめざして……盛山 和夫

第Ⅰ部 理論知の構築

第1章 構想としての探求 理論社会学の再生……盛山 和夫
第2章 古典理論の再構成 社会学の理論構成……高坂 健次
第3章 権力理論のロジック 社会学の説明形式……志田 基与師

第Ⅱ部 理論知の射程

第4章 <社会性>の起源・序 個と社会……大澤 真幸
第5章 閉じえぬ言及の環 意味と社会システム……佐藤 俊樹
第6章 合理的選択理論 行為と合理性……太郎丸 博
第7章 秩序問題への進化論的アプローチ 秩序と規範性……織田輝哉
第8章 こうもあれることのりくつをいう 境界の規範……立岩 真也
第9章 ポスト・ハーバーマスの批判社会学 理論と実践……土場 学

索引
編著者略歴・執筆者略歴 

内容説明

国家でも家族でもない、他ならぬ「社会」こそラディカルな問題である。ポスト・グランドセオリーの時代における社会学の「理論と方法」を求めて。

目次

「社会」への知の理論をめざして
第1部 理論知の構築(構想としての探求―理論社会学の再生;古典理論の再構成―社会学の理論構成;権力理論のロジック―社会学の説明形式)
第2部 理論知の射程(「社会性」の起源・序―個と社会;閉じえぬ言及の環―意味と社会システム;合理的選択理論―行為と合理性;秩序問題への進化論的アプローチ―秩序と規範性;こうもあれることのりくつをいう―境界の規範;ポスト・ハーバーマスの批判社会学―理論と実践)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

令和の殉教者

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最近ブログがバズった太郎丸先生の論文しか読んでいない。なぜなら太郎丸先生が好きなので。 合理的選択理論に対する反論をまとめ、論点を整理した後、それらに対する反批判を行いながら合理的選択理論の内実を示していく。そして合理性概念を使って人々の行為をモデル化しマクロ現象を説明していく合理的選択理論はウェーバー、マートン、ハーバーマスといったオーソドックスな伝統的社会学者の系譜に連なるものであることが説かれ、結びに今後のフロンティアとして新制度派、新経済社会学、知識と価値の社会学の3つが挙げられる。2018/09/29

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