福祉国家の一般理論―福祉哲学論考

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福祉国家の一般理論―福祉哲学論考

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601721
  • NDC分類 364
  • Cコード C3036

出版社内容情報

福祉国家発展の理由やそれに期待できる活動の種類をより一般的に記述する理論の構想。イギリス社会政策学の大家による福祉入門。

イギリス社会政策学の大家が福祉国家研究の基礎概念と主要論点を集成した、独創的な福祉研究入門。日本とスウェーデンなど諸々の福祉国家の違いを類型化する比較枠組みや施策としての社会福祉ではなく、「社会のなかの福祉」それ自体にこだわる。差異と連帯の緊張=福祉研究からの社会や国家の再定義。

関連書:スピッカー『社会政策講義』(有斐閣)

第Ⅰ部 人と社会
Ⅰ.1 人
 社会のなかの人
 個人的なこととは何か
 社会的義務

Ⅰ.2 社会
 集合行為
 社会と社会関係
 社会構造

Ⅰ.3 連帯
 連帯:利他主義と責任
 相互扶助
 結合と排除
 社会的責任と社会的境界

Ⅰ.4 道徳的コミュニティ
 道徳的規則
 道徳の社会的構成
 逸税と統制
 社会的行為への道徳的アプローチ
 道徳的コミュニティ

第Ⅱ部 福祉
Ⅱ.1 福祉の本質
 福祉
 貧困と排除
 必要への対応

Ⅱ.2 福祉の前提条件
 経済発展
 基本的安全
 権利の構造

Ⅱ.3 社会保護
 社会保護
 市場の限界
 社会サービス
 福祉供給の道徳的基盤

Ⅱ.4 福祉と再分配
 社会のなかでの福祉
 社会正義
 不平等
 再分配
 社会間の再分配

第Ⅲ部 国家と福祉
Ⅲ.1 国家の役割
 政府の本質
 国家と社会
 正統的権威

Ⅲ.2 福祉国家
 国家と福祉
 福祉の保障
 福祉供給
 福祉国家

Ⅲ.3 社会政策
 福祉の増進
 社会政策の機能
 正統な活動と正当でない活動

Ⅲ.4 国家活動
 国家と社会政策
 国家供給
 福祉の生産
 福祉戦略
 社会政策の評価

議論の要約

あとがき
訳者解説:社会政策研究への招待
謝辞
索引

内容説明

福祉研究とは、差異と連帯の緊張にむきあうことにほかならない。イギリス社会政策学の大家が、みずからの研究を集大成した社会福祉原理=「連帯の福祉国家」論への入門。

目次

第1部 人と社会(人;社会;連帯;道徳的コミュニティ)
第2部 福祉(福祉の本質;福祉の前提条件;社会保護;福祉と再分配)
第3部 国家と福祉(国家の役割;福祉国家;社会政策;国家活動)

著者等紹介

スピッカー,ポール[スピッカー,ポール][Spicker,Paul]
1954年イギリス・ニューキャッスル生まれ。オックスフォード大学卒業後、ハートルプール市住宅課職員として働く。その後、ロンドン大学(LSE)にて、ロバート・ピンカー教授のもとで博士号取得。ダンディー大学上級講師を経て、現在、ロバート・ゴードン大学教授

阿部実[アベミノル]
1950年生まれ。法政大学大学院修士課程(社会学)修了。社会学博士。現在、日本社会事業大学社会福祉学部教授

圷洋一[アクツヨウイチ]
1971年生まれ。明治学院大学大学院博士後期課程(社会学・社会福祉学専攻)単位取得満期退学。現在、日本女子大学人間社会学部専任講師

金子充[カネコジュウ]
1971年生まれ。明治学院大学大学院博士後期課程(社会学・社会福祉学専攻)単位取得満期退学。現在、立正大学社会福祉学部専任講師
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