戦争批判の公共哲学―「反テロ」世界戦争における法と政治

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戦争批判の公共哲学―「反テロ」世界戦争における法と政治

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  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601592
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3036

出版社内容情報

9・11事件以降、正邪の二分法、「われわれ」と「やつら」の二分法が覆ってしまったかに見える世界の「戦争」をわれわれはどう考えればよいのか。無差別テロはいかなる場合であっても正当化できない。だからといって世界の人々から授権された法によって行動が制約されることもないままの、単独の武力行使さえ辞さないとするアメリカの「正戦」に問題がないわけではない。終わりのありえないイスラームと西洋の文明の対決?を回避する智恵、国際秩序を法や正義に基づかせる努力は本当に無力なのだろうか。柳橋博之、池内恵、臼杵陽、松井芳郎、藤原帰一、千葉眞ら政治、法、宗教、歴史など多角的視点で問題を検討し、立場の共有可能性を探り、対話を呼びかける。

関連書:公共哲学ネットワーク編 『地球的平和の公共哲学』 (東京大学出版会)


序章 「反テロ」世界戦争批判の公共哲学
──「理想主義的現実主義」の観点から

第一部 イスラーム法:「テロ」は犯罪か戦争か?
第1章 現代イスラーム法解釈における危険性
──スンナ派イスラーム圏の法体系
第2章 イスラーム法における「罪と罰」

第二部 パレスチナ戦争:根源は宗教か政治か?
第3部 ユダヤ教の戦争観、殉教観
第4章 シオニズムの問題性
──パレスチナ/イスラエルの視点から

第三部 国際政治:「テロ」と戦争の悪循環は超えられないか?
第5章 正戦と聖戦
第6章 二つの恐怖の谷間で
──冷戦後世界における暴力とアメリカ

第四部 法:正当な戦争か
第7章 国際テロリズムに対する一方的武力行使の違法性
第8章 歴史的岐路に立つ平和憲法
──テロ対策特措法と有事法案に関連して

第五部 政治:ファシズムか平和主義か?
第9章 戦後日本の社会契約は破棄されたのか
──政治思想史からの徹底平和主義
第10章 今なおファシズムの世紀なのか?
──21世紀の超国家主義批判

第六部 展開:戦争批判の理論と実践
終章 戦争批判の地球的公共哲学
──地球的人民主権による平和へ

あとがき

内容説明

われわれ=正/やつら=邪の二分法が覆ってしまったかに見える世界の「戦争」をどう考えるか。法・政治・宗教・歴史など多角的な視点から、国際秩序の再構築の可能性に挑む。

目次

「反テロ」世界戦争批判の公共哲学―「理想主義的現実主義」の観点から
第1部 イスラーム法―「テロ」は犯罪か戦争か?
第2部 パレスチナ戦争―根源は宗教か政治か?
第3部 国際政治―「テロ」と戦争の悪循環は超えられないか?
第4部 法―正当な戦争か?
第5部 政治―ファシズムか平和主義か?
第6部 展開―戦争批判の理論と実践
戦争批判の地球的公共哲学―地球的人民主権による平和へ

著者等紹介

小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年生まれ。東京大学法学部卒業。千葉大学法経学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。