日本都市の生活変動

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  • サイズ A5判/ページ数 457,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601318
  • NDC分類 365
  • Cコード C3036

出版社内容情報

19世紀末の「下層社会」から1970年代の「中流社会」へ。長期にわたる急速な社会の変化は日本人の生活になにをもたらしたか。本書は、この100年あまりの生活変動を都市を中心に実証的に探る試みである。近代の生活変動は、より多くの人々にとってのよりよい生活をめざすものであった。その過程には貧困、戦争、高度成長などの激動が横たわり、個人生活においては雇用、家族、家計、生涯設計などの幸福と困難な営みがあった。豊かさを求めた近代日本の生活の実態を、微視的・構造的に描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

23
「マジョリティの経験としての中絶」というフレーズの衝撃。第八章「日常生活における戦後ー1950年代の人工妊娠中絶」を読みたくてようやく購入して読みました。1925,1930,1940,1949年までの合計出生率は4人台だが、1950年代には急激に低下、1950年で3.65,1959年には2.01に。世界的にみても特殊な事例であった。その大きな要因は優生保護法と人工妊娠中絶。敗戦直後の出生実数は260万。50年代後半には160万で約100万人減少!。中絶はマジョリティの体験で、生活への意識を変えたとのこと。2023/06/17

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