出版社内容情報
2005年にノーベル経済学賞を受賞したシェリングの代表作。「マクロの結果は個人の考えているようにはならない」ことを解明する。本書で著者はさまざまな社会現象を取り上げる。講演会場の着席パターン。誰と付き合うか、誰と暮らすか、誰と仕事をするか、誰と遊ぶか、などの選択。白人と黒人の分居。高速道路上に落下したマットレスが渋滞を引き起こした例。アイスホッケーの試合で選手が負傷したという記事。等々。全体を構成する「個人」の行動特性とその「全体」の特性の関係性を分析する。
新装版の序文
謝辞
第1章 ミクロ動機とマクロ行動
第2章 椅子取りゲームの数学
第3章 サーモスタット、レモン、クリティカル・マス・モデルなど
第4章 選別と混合――人種と性別
第5章 選別と混合――年齢と所得
第6章 子供たちの遺伝子を選ぶ
第7章 ホッケーのヘルメット、サマータイム――二値選択モデル
第8章 驚くべき60年――ヒロシマの遺産(ノーベル賞受賞講演)
索引
トーマス・シェリング[トーマス シェリング]
トーマス・シェリング(Thomas Schelling)
2005年ノーベル経済学賞受賞。ハーバード大学政治経済学教授を経て、現在、メリーランド大学経済学・公共政策特別教授。著書に The Strategy of Conflict、Choice and Consequence、Arms and Influence がある。
村井 章子[ムライ アキコ]
村井 章子(むらい あきこ)
翻訳家。上智大学卒業。訳書に『機械との競争』『国家は破綻する』『大暴落1929』『資本主義と自由』『ファスト&スロー』『LEAN IN』『帳簿の世界史』ほか。
内容説明
「マクロの結果は個人の考えているようにはならない」―クルーグマンが『自己組織化の経済学』で絶賛した、2005年にノーベル経済学賞を受賞したシェリングの代表的著作。
目次
第1章 ミクロ動機とマクロ行動
第2章 椅子取りゲームの数学
第3章 サーモスタット、レモン、クリティカル・マス・モデルなど
第4章 選別と混合―人種と性別
第5章 選別と混合―年齢と所得
第6章 子供たちの遺伝子を選ぶ
第7章 ホッケーのヘルメット、サマータイム―二値選択モデル
第8章 驚くべき60年―ヒロシマの遺産(ノーベル賞受賞講演)
著者等紹介
シェリング,トーマス[シェリング,トーマス] [Schelling,Thomas]
2005年ノーベル経済学賞受賞。ハーバード大学政治経済学教授を経て、メリーランド大学経済学・公共政策特別教授
村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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