ライブ・合理的選択論―投票行動のパラドクスから考える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326550630
  • NDC分類 314.84
  • Cコード C3033

内容説明

大体なんでぼくらは選挙に行かなきゃならないのか?その理由を経済学で分析するって?そんなことできるわけ…、あるかも!そうだ、「合理的選択論」勉強してみよう。

目次

序章 大体なんでぼくらは選挙に行かなきゃならないのか
第1章 合理的選択論
第2章 第一のパラドクス
補論 有権者選択理論
第3章 第二のパラドクス
終章 大体なんでぼくらは合理的選択論を勉強しなきゃいけないのか

著者等紹介

小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。1991年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科教授、博士(経済学、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yggdrasill

1
著者は東北大学に教授のポストをもつ新人類世代の学者である。本書の構成は主人公の男とその親友が幼馴染で同じ大学に通うフランス人の女性カミーユを巡るストーリーで、合理的選択論を簡潔に説明したあと通常の説明がなされる形式、合理的選択論という堅苦しいテーマに似合わない新しいテキストだった。ただ惜しいのは、そのラノベが最高にスノビッシュで(フランス好きな人間らしいが)、親父くさいところだ。ちなみに著者の娘の名前は小田中美有、こたな「カミユ」でカミーユ・・・黄色いサルがフランス人を気取ることほど滑稽なことはない。2010/06/13

ごましお

0
わかりやすかった。マンガみたいな男言葉を使うフランス人女子大生がどうしても想像できなかったけど( ;´Д`)笑 あとカレーが食べたくなりました。2014/04/04

まつのじ

0
「選択的に活用されるべきツール」という捉え方は、歴史学の意義について述べた著作にもあるように、「有用であるべし」という筆者のスタンスが見える。2013/08/17

void

0
【★★★★☆】合理的選択論(≒他領域への経済学的アプローチの適用)の説明から批判・検討まで。中位投票者仮説とダウンズ・モデル(と、そのパラドクス)がメイン。本全体の学問的内容としては、紙面の3~4割を占めるラノベとの重複があるのでわかりやすく取り組みやすいが、薄め(テーマを絞っている入門書)。「合理的選択論とは、選択的に利用されるべき分析ツールなのである」(231頁) パラダイムとして受け止めるのではなく、うまく使ってこその有用な道具ですね。2012/02/04

Godmountain

0
ラノベ→解説の流れは意外と分かりやすかった。なぜ我々は選挙に行くのか考えさせられる。2010/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/346150
  • ご注意事項