出版社内容情報
東アジアの経済社会発展の軌跡を追うための「知的インフラ」。本巻では、民主化の度合を測るための社会指標について、教育・保健分野に焦点を当てて考察する。
東アジアは急速な経済発展を経て、高い所得水準と教育水準の中産階級が生みだされつつある。この階層が中心となって政治的民主化が胎動した。社会指標を整備し発展と民主化との関連を分析する。
分析
序章 問題意識と分析編の構成
第1章 定義ならびに方法論
(1)経済発展と民主化についての先行研究
(2)デモクラシーの定義と方法論
第2章 経済発展と民主化:計測の試み
(1)経済成長と所得分配
(2)社会指標
第3章 社会変動をもたらす新しいアクター
(1)東アジアにおける新中間層
(2)新しいアクターの検討
第4章 東アジアにおける民主化:事例研究
(1)[事例1] 台湾、韓国
(2)[事例2] シンガポール
(3)[事例3] タイ
(4)[事例4] 中国:社会主義国における民主化
第5章 結論と課題
(1)結論
(2)課題:多様な民主制度と新しい開発主義の検討
統計
Ⅰ 教育
Ⅱ 保健
文献
索引
内容説明
東アジアは急速な経済発展を経て、高い所得水準や教育水準の中産階級が生みだされつつある。この階層が中心となって政治的民主化が胎動した。この社会指標を整備し発展と民主化との関連を分析する。
目次
分析(問題意識と分析編の構成;定義ならびに方法論;経済発展と民主化:計測の試み;社会変動をもたらす新しいアクター ほか)
統計(教育;保健)
著者等紹介
甲斐信好[カイノブヨシ]
1958年福岡県に生まれる。東京工業大学大学院社会理工学研究科修了(Ph.D)。拓殖大学国際開発学部助教授。専攻、国際政治、東アジアの民主化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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