開発経済学の挑戦<br> 開発と国家―アフリカ政治経済論序説

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開発経済学の挑戦
開発と国家―アフリカ政治経済論序説

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  • サイズ A5判/ページ数 461p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326546022
  • NDC分類 312.4
  • Cコード C3333

出版社内容情報

本書は、アフリカという、現実世界ばかりではなく社会科学の学問世界においても、最も片隅に追いやられてきた地域の現実から、社会科学の保守本流ともいうべき方法論的個人主義に立つ「普遍的」諸理論を問い直そうとするものである。アフリカにおける開発と国家を語ることによって、欧米をも、アジアをも、日本をも、そして世界をも語ることが、本書が負わなければならない責任である。

はじめに

序章 個別と普遍:政治研究者のアフリカへの眼差しから
 第1節 開発政策支援の権力性
 第2節 アフリカ:最後の第三世界
 第3節 開発研究と合理的選択論
 第4節 第三世界論から〈闇の奥〉へ
 第5節 冷酷なる「普遍」

第1章 方法論:開発研究と地域研究の架橋を目指して
 第1節 経済学とアフリカ地域研究
 第2節 人間像と社会的関係
 第3節 政治経済研究の方法論的枠組み:開発研究と地域研究の架橋

第2章 権力と収奪:新政治経済学の再検討
 第1節 アフリカ国家論の系譜
 第2節 合理的選択とアフリカ国家
 第3節 農業-工業間資源移転論
 第4節 比較制度分析:収奪国家、結託国家と開発主義国家
 第5節 アフリカにおける農村開発政策の失敗

第3章 農業と政府:穀物土地生産性とその決定要因
 第1節 アフリカの困難と農業危機
 第2節 アフリカにおける穀物生産停滞のメカニズム:仮説の提示
 第3節 政府の農業向け財政配分と先進技術
 第4節 農民による先進農業技術の受容
 第5節 人口増加、農業振興および開発政策

第4章 民族と近代:難問としての「部族」主義
 第1節 アフリカ国家の内在的分析に向けて
 第2節 民族多様性と経済成長
 第3節 言語と民族の流動性
 第4節 アフリカにおける国家、民族、および移動
 第5節 民族と「部族」主義

第5章 希少性と「国民」:独立の見果てぬ夢
 第1節 国民の構築とアフリカの経験
 第2節 ケニアの自然・資源、生産、および人間
 第3節 独立後のケニアにおける政治経済体制
 第4節 ケニアの農業発展とその終焉

結章 対話と国家:21世紀のための覚書
 第1節 人間の安全保障と貧困削減
 第2節 開発援助とアフリカ
 第3節 アフリカ政治経済研究の課題:考察の到達点と限界
 第4節 開発と対話の世紀へ

参考文献
人名索引
事項索引

内容説明

近現代史の困難と矛盾を背負ってきたアフリカの21世紀のために…。政治経済学をはじめとする従来の社会科学を問い直し、開発研究と地域研究の架橋を目指す、独創的な国家論の誕生。

目次

序章 個別と普遍:政治研究者のアフリカへの眼差しから
第1章 方法論:開発研究と地域研究の架橋を目指して
第2章 権力と収奪:新政治経済学の再検討
第3章 農業と政府:穀物土地生産性とその決定要因
第4章 民族と近代:難問としての「部族」主義
第5章 希少性と「国民」:独立の見果てぬ夢
結章 対話と国家:21世紀のための覚書

著者等紹介

高橋基樹[タカハシモトキ]
1959年生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院修了(国際関係論修士‐アフリカ研究)。日本郵船(株)、(財)国際開発センター、神戸大学大学院国際協力研究科助教授、タンザニア・ダルエスサラーム大学経済研究所客員研究員を経て、神戸大学大学院国際協力研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

1
大部かつ難解な内容で読むのに骨が折れる。社会科学の方法論に言及があったり、学際的な分析がなされていたりと相応の学問的素養がないと読み進めるのは難しいと思われる。私も後半部分は読み流してしまい完全に内容を理解できたとは言い難いが、農業とガバナンスの観点からアフリカの実情を学ぶことができた。2021/07/18

Sanchai

0
第4章「民族と近代:難問としての「部族」主義」だけを読み返してみました。2011/09/07

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