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ミャンマー経済の新しい光

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326503681
  • NDC分類 332.238
  • Cコード C3033

内容説明

変貌する現代ミャンマー経済の全体像。政治、社会・文化、歴史などの隣接ジャンルを可能なかぎり包含し、最近の調査にもとづく観察結果を参考に、日本からみた21世紀ミャンマー経済の全体像と望まれるその将来像とを描く。

目次

第1章 ミャンマー経済の新しい光
第2章 独立後の経済政策の理念と植民地時代の残滓―フラーミンの「余剰のはけ口論」
第3章 ミャンマーの農業と農村発展―稲作部門を中心に
第4章 現代ミャンマーの人と自然の関わり合い―フィールドからみえる実像とその先に描く農業・農村開発
第5章 成長の構造とマクロ経済―軍政下の経済20年の解釈
第6章 ミャンマー軍政下の工業発展
第7章 為替レートの増価と為替制度改革
第8章 社会資本整備の進展と展開―政府の役割と民間資金の活用
第9章 ミャンマーの対中経済関係―強まる経済依存の行方
第10章 ミャンマー的資本主義の道程
付論 1988年以降の経済成長、所得水準の推測―公式統計の検討から

著者等紹介

尾高煌之助[オダカコウノスケ]
University of California at Berkeley大学院博士課程修了(Ph.D. in economics)、一橋大学・法政大学名誉教授

三重野文晴[ミエノフミハル]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学、一橋大学)、法政大学・神戸大学等を経て、京都大学東南アジア研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

3
1988年以降の20年間で、どの程度成長したのか?所得水準は公式のGDPほど低いのか。「一人あたりの消費量」が一番実体経済を示しているのでは。ごまかしのきかないエンゲル係数では極めて高位で、人々の生活は苦しいと推測される。1999年以降には経済は成長し、IN.や携帯の普及も進んだが、同時期にTFRが急激に減少し、海外への人口流出が増加した。政治、社会・文化、歴史などの隣接ジャンルを可能な限り包含し、さらに最近のいくつかの観察結果を参考に、日本から見た21世紀ミャンマー経済の全体像と望まれるその将来像を描く2012/11/21

壱萬弐仟縁

2
軍事政権ミャンマーの経済分析した玉稿論文が集結。評者は13~12年前に漆産業で調査・研究したことがある。その分野の話はないが、スーチー女史が軟禁から解放され、オバマ大統領と民主化に向けた対話があったのが現局面である。東南アジアの場合、開発独裁体制で、トップダウン型の手法で経済開発を進めてきた経緯がある。専門的な内容まで踏み込まないが、アラブの春とかジャスミン革命とか、そうしたイスラム世界の民主化運動がミャンマーにも影響したのは間違いない。民主化とは、武器や暴力を排して、人権を尊重して社会発展を果たすこと。2012/11/28

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