内容説明
経済学は「道徳科学」という基本的な立場のもとに、ケインズ経済学と新古典派ミクロ経済学の「幸せな結婚」を試みる。
目次
第1部 ケインズ理論の再構築を目指して(価格と貨幣の基礎理論;寡占と雇用の基礎理論;非自発的失業の存在証明;フィリップス曲線再考)
第2部 ケインズ理論の哲学的背景(同時代人としてのケインズ;ケインズの政治哲学:ロバート・スキデルスキー著Keynes:The Return of the Masterに寄せて)
著者等紹介
大瀧雅之[オオタキマサユキ]
1957年福島県生まれ。東京大学大学院経済学研究科修了。経済学博士。現在、東京大学社会科学研究所教授。専門はマクロ経済学、景気循環理論。主著『景気循環の理論:現代日本経済の構造』東京大学出版会、1994年(第37回日経・経済図書文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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