出版社内容情報
1998年以降の景気低迷は、これまで中長期的に常に増加傾向にあった中小企業の雇用者の伸びに、初めて大きくブレーキがかかったことが原因のひとつである。
そこで、本書では、不況下でも雇用を創出している中小企業の経営戦略を分析し、成長を続ける企業の特性を明らかにする。分析によって得られたことは、「人材育成」を重要な経営戦略として位置づけている企業こそが成長過程にあるという事実である。
そして、人を大事にしようと考える視点をもっている企業こそが、成長の鍵を握り続けていることを本書は主張する。
第1章 成長戦略と人材ニーズ──ガゼルの経営戦略
第2章 人材育成がカギを握る中小企業の成長
第3章 右腕が中小企業の経営業績に与える影響
第4章 転職と情報──成功した転職者にみる情報収集
第5章 円滑な転職のための環境整備──知らせる仕組みと知る仕組み
結章 成長企業の人材戦略
参考資料
調査概要と実施方法
特定ニーズ調査の概要
調査結果(単純累計結果）
人材の確保と育成に関する調査結果（企業調査）
従業員意識調査結果（従業員調査）
内容説明
不況下でも躍進を続ける企業への綿密な調査があきらかにした。成長の条件とは、「育成」、「公開」、「右腕」、「信頼」だった。―成長企業への糸口を示す豊富な資料と分析。
目次
第１章 成長戦略と人材ニーズ―ガゼルの経営戦略
第２章 人材育成がカギを握る中小企業の成長
第３章 右腕が中小企業の経営業績に与える影響
第４章 転職と情報―成功した転職者にみる情報収集
第５章 円滑な転職のための環境整備―知らせる仕組みと知る仕組み
結章 成長企業の人材戦略
著者等紹介
佐藤博樹［サトウヒロキ］
一橋大学社会学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。法政大学経営学部教授を経て、現在、東京大学社会科学研究所教授
玄田有史［ゲンダユウジ］
東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科第２種博士課程単位取得退学。学習院大学経済学部教授、ハーバード大学、オックスフォード大学等での客員研究員を経て、現在、東京大学社会科学研究所助教授
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