出版社内容情報
1972年に採択された世界遺産条約にはわが国では文化遺産として、法隆寺、姫路城、京都寺院群、白川郷・五箇山の合掌造り集落、原爆ドーム、厳島神社、古都奈良の文化財、日光の社寺が、自然遺産として、屋久島、白神山地が指定されている。
特に自然遺産については、世界遺産に指定されたことから、地域振興・観光開発に対する期待と自然保護との対立がその深刻さを増している。
本書は屋久島を事例として、その環境価値を評価することにより、総合的な視点からその保護と利用のあり方を検討するものである。全国各地の文化遺産・自然