内容説明
法と経済学の方法を深化させ、その研究領域を拡張する、法哲学者・経済学者・実定法学者の学際的試み。
目次
第1部 基本概念とモデルの再定位(効率性と正義―法と経済学の基礎理論のために;法と経済学をめぐる法観念の相剋;人間モデルにおける規範意識の位置―法学と経済学の間隙を埋める)
第2部 法解釈学と経済学の内省(法の規範理論に向かって―法政策分析vs法解釈学;政策基礎理論としての厚生経済学の限界と今後の可能性)
第3部 法制度の分析と構想(公的扶助制度に関する法と経済学―「福祉的自由への権利」の妥当性と実効性について;公教育と機会の平等―現代正義論に対する厚生経済学の影響の一側面;要件事実論に対する経済学的視点からの一分析)
第4部 コメント
著者等紹介
宇佐美誠[ウサミマコト]
東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。法哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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