出版社内容情報
その存在なしに日本の政治学・行政学を語ることが難しいほどの巨人・蝋山政道(ろうやままさみち)。ガバナンス問題の先駆的な探求者としてその生涯と思想を読む。
著者は、かつて実際に蝋山およびその直系辻清明の指導を受けた経験を持つ。「蝋山政道を語るには今をおいてほかにない」という気持ちで、戦前から戦後への蝋山の生涯、蝋山行政の形成と展開、体系化構想と頓挫を追体験する。蝋山行政学とは何か。地域レベルから国際レベルまで広範にわたる「ガバナンス問題」を探求するものがそれだ。
まえがき
第Ⅰ章 蝋山政道の生涯
Ⅰ-1 戦前の蝋山政道
Ⅰ-2 戦後の蝋山政道
第Ⅱ章 蝋山行政学の形成
Ⅱ-1 初期の問題意識
Ⅱ-2 行政学研究の本格的展開
Ⅱ-3 体系化の構想と頓挫
第Ⅲ章 ガバナンス問題の探求
Ⅲ-1 蝋山行政学の「アルファとオメガ」
Ⅲ-2 蝋山行政学の視座
あとがき:私にとっての蝋山政道
蝋山政道略年譜
人名索引
内容説明
日本の政治学・行政学の巨人・蝋山政道。地域レベルから国際レベルまで、広範な“ガバナンス問題”の探求者として、その生涯と思想とを位置づける。
目次
第1章 蝋山政道の生涯(戦前の蝋山政道;戦後の蝋山政道)
第2章 蝋山行政学の形成(初期の問題認識;行政学研究の本格展開;体系化の構想と頓挫)
第3章 ガバナンス問題の探求(蝋山行政学の「アルファとオメガ」;標山行政学の視座)
あとがき 私にとっての蝋山政道
著者等紹介
今村都南雄[イマムラツナオ]
1941年山梨県生まれ。1967年国際基督教大学大学院行政学研究科修士課程修了。中央大学法学部・大学院公共政策研究科教授。2002‐04年度日本行政学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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