ヴェーバーとリベラリズム―自由の精神と国家の形

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ヴェーバーとリベラリズム―自由の精神と国家の形

  • 佐野 誠【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 勁草書房(2007/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 346,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326351404
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C3031

出版社内容情報

マックス・ヴェーバーは自由やリベラリズムをいったいどのように考えていたのか。長らく愚問とされてきた「ヴェーバーはリベラリストか」という問いの現代的意義。

市場経済における適正な財の配分や「公正としての正義」を追求する、現代リベラリズム論からは過去の人に見えるヴェーバー。言及されることの少なかった、彼のナショナリズム論、宗教的自由論、民主主義論、ユダヤ人観を分析しながら、ヴェーバーがこだわり続け、「未来形」で捉えていた古典的な精神的自由や平等の意味の現代性を間う。

序章 ヴェーバーにおける自由とリベラリズム

第一章 心情倫理と責任倫理:ヴェーバーにおける
                  ナショナリズムとリベラリズム
 第一節 心情倫理と責任倫理の意味
 第二節 心情倫理と責任倫理の形成過程

第ニ章 平和主義とヴェーバーの価値自由論
 第一節 ノルトベックの平和論:「愛国」の今一つの形
 第二節 ヴェーバーにおけるキリスト教平和主義批判の根拠:「二つの律法の間」
 第三節 神々の闘争・価値自由とリベラリズム:ミル、シュミット、シュトラウス
 第四節 シュミットとシュトラウスへのヴェーバーの「反論」

第三章 ヴェーバーにおける「世界政策」
 第一節 ヴェーバーの政治的手法
 第二節 「世界政策」の意味

第四章 ヴェーバーにおけるリベラリズムの意味
 第一節 ヴェーバーのリベラリズムの直接的な用法について
 第二節 人権思想・宗教的寛容について:ヴェーバーにおけるリベラリズムの起源
 第三節 リベラリズムと民主主義の相克をめぐって

第五章 官僚制とリベラリズムの相克
 第一節 官僚制の語源と意味
 第二節 ヴェーバーにおける官僚制
 第三節 近代官僚制の病理:ヘーゲル、マルクス、そしてヴェーバー
 第四節 ヴェーバーの官僚制批判:マルクスの官僚制批判との比較から
 第五節 官僚制の統制と自由
 第六節 指導者民主制の構想:幻の正統的支配の四類型と政治改革
 第七節 ヴェーバー以降の官僚制の問題
 小括

第六章 ヴェーバーのユダヤ人観と人権感覚:シュミットの
                        ユダヤ人観との比較において
 第一節 ヴェーバーのユダヤ人観:特に「パーリア概念」をめぐって
 第二節 ヴェーバーのパーリア概念への批判の検討
 第三節 シュミットのユダヤ人観
 第四節 ヴェーバーとシュミットのユダヤ人観の差異とその要因:学問観、人権観、啓蒙観

終章 ヴェーバーのリベラリズム論と現代世界、そして日本


付論:書評・文献紹介
あとがき
人名索引

内容説明

マックス・ヴェーバーはリベラリストだったのか。戦後日本のヴェーバー研究上、長い間愚問とされてきた問いに正面から答える。

目次

序章 ヴェーバーにおける自由とリベラリズム
第1章 心情倫理と責任倫理―ヴェーバーにおけるナショナリズムとリベラリズム
第2章 平和主義とヴェーバーの価値自由論
第3章 ヴェーバーにおける「世界政策」
第4章 ヴェーバーにおけるリベラリズムの意味
第5章 官僚制とリベラリズムの相克
第6章 ヴェーバーのユダヤ人観と人権感覚―シュミットのユダヤ人観との比較において
終章 ヴェーバーのリベラリズム論と現代世界、そして日本

著者等紹介

佐野誠[サノマコト]
1954年兵庫県に生まれる。1986年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。1997年京都大学博士(法学)。現在、奈良教育大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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