出版社内容情報
少数の事例過程分析に傾きやすい定性的手法と多数事例間の計量分析に偏る定量的手法。この2つの手法は、なぜこんなに「違う」のか? 事例の扱い方、因果モデルの作り方、データの読み方……あらゆる面で方法論を分断してきた「大きな溝」の理由を解き明かす現代の古典を、ついに完訳! 推薦文献の紹介も充実。
内容説明
定性的手法と定量的手法なぜこんなに「違う」のか?事例の扱い方、因果モデルの作り方、データの読み方…あらゆる面で方法論を分断してきた「大きな溝」の理由を解き明かす必読書!推薦文献の紹介も充実。
目次
第1部 因果モデルと因果推論(結果の理由 対 原因の効果;因果モデル;非対称性;ヒュームの因果論とその2つの定義)
第2部 事例過程分析(事例過程分析 対 事例比較分析;因果メカニズムと過程追跡;反実仮想)
第3部 概念と測定(概念:定義・指標・誤差;意味と測定;意味論・統計学・データの変形;概念上の対義語と分類枠組み)
第4部 研究設計と一般化(事例選択と仮説検証;一般化;射程;結論)
著者等紹介
ガーツ,ゲイリー[ガーツ,ゲイリー] [Goertz,Gary]
ミシガン大学大学院博士課程を修了、Ph.D.(政治学)を取得。アリゾナ大学政治学部教授などを経て、ノートルダム大学クロック研究所教授。専門は国際政治、定性的方法論
マホニー,ジェイムズ[マホニー,ジェイムズ] [Mahoney,James]
カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程を修了、Ph.D.(政治学)を取得。ブラウン大学社会学部准教授などを経て、ノースウェスタン大学社会学部・政治学部教授。専門は比較歴史分析、定性的方法論
西川賢[ニシカワマサル]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程を修了、博士(法学)を取得。日本国際問題研究所研究員などを経て、津田塾大学学芸学部准教授。専門はアメリカ政治
今井真士[イマイマコト]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程を修了。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、文教大学国際学部非常勤講師。専門は比較政治、政治体制論、中東研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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