内容説明
ASEAN諸国は中国の何を脅威と感じ、何を問題視しているのか。「会議外交」という「弱者の武器」によってASEAN諸国が中国にどう立ち向かっていくのか考察する。
目次
ASEAN諸国における「中国脅威論」
第1部 「中国脅威論」の分析枠組(アジア太平洋地域における「中国脅威論」の類型;ASEANの会議外交方式)
第2部 伝統的安全保障問題(歴史的問題・台湾問題とASEAN諸国;南シナ海紛争・東南アジア非核地帯構想とARF・ASEAN中国首脳会議)
第3部 経済問題および非伝統的安全保障問題(経済問題とASEAN中国首脳会議;非伝統的安全保障問題とASEAN中国首脳会議;ASEAN諸国の「中国脅威論」の行方)
付録 「中国脅威論」とASEAN諸国:ソフト・パワーをめぐる諸問題
著者等紹介
佐藤考一[サトウコウイチ]
1960年東京に生まれる。1983年東京都立大学法学部卒業。1996年東京都立大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。2009年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士(学術)。現在、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。海上自衛隊幹部学校、防衛研究所講師、海上保安庁政策アドバイザーを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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