内容説明
正義の「かたち」をデザインする―熟議、ベーシックインカム、グローバルな正義といったアクチュアルな論点を問い直す、新たな公共哲学の誕生。
目次
「政治経済学の規範理論」の問い
第1部 理論的・思想的考察(原初状態再考(なぜ確率を使わないのか;無知のヴェールが悪いのか)
グローバルな正義と歴史上の不正義
分配的正義の制度的ベースライン ほか)
第2部 アクチュアルな論点をめぐる考察(税制の規範理論;公共財としての市場の規範的評価;世代間正義と立憲主義―ロールズの貯蓄原理を中心に;国際的な援助の義務の優先性とジョン・ロールズの「援助の義務」 ほか)
著者等紹介
田中愛治[タナカアイジ]
オハイオ州立大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。青山学院大学法学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)
須賀晃一[スガコウイチ]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。一橋大学博士(経済学)。福岡大学経済学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(経済学)
齋藤純一[サイトウジュンイチ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。横浜国立大学経済学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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